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September

18日。
秋季富山県高校野球大会のシード権をかけて、地区大会がはじまりました。
小象チーム一回戦は高朋高校。
どんなチームなのかさっぱり情報がありません。
当たって砕けろ! です。

大沢野球場の第一試合。
この日もやはり朝からジリジリと太陽が照りつけ、息苦しいほどでした。
先制点を取られながらも、繋いで逆転。
4-1で逃げ切り・・・と思われたとき、2人しかいない2年生のOくんが
「足が攣る・・」
とフォアボールで1塁に向かう途中で倒れこんでしまいました。
タイムをかけて、監督が駆けつけ治療をはじめました。
選手は9人。もし、このまま試合に戻れないと、どうなるのか・・・?
勝っているだけに不安が広がります。
主審は、しきりに
「もうダメでしょ」
と、やめさせようとしている様子。
しかし先生は
「攣っただけやから!」
となんとか立たせて1塁に送りました。
立っているのも酷そうなOくん。大丈夫なんだろうか・・・

チェンジになり、1塁手のOくんとレフトのAくんを入れ替えました。
Aくん母によると、外野専門だったのでファーストミットを嵌めるのも初めてだろうとのこと。
・・・そんなこと言ってられない。
応援席からは
「みんなで力をあわせて!!」
「ここがチームワークの見せ所だよ!」
と声がかかります。

ここからの8回・9回の守りがすごかったです。
ピッチャーのキャプテンHくん、Oくんがいるレフトに打球が飛ばないように慎重に外角へ投げます。
ショートを守る小象も、絶対に後ろには球はやらないと必死です。
飛びついて、それでも届かないのは体で止めます。
『えびぞり』になって止めたのもあります。
わが子ながら、凄い気迫でした。

そんなみんなの気迫が届いたのかホームを踏ませることなくゲームセット。
いやいや・・・ヨカッタ。

その日の夜。
キャプテンHくん母から届いた一斉メール。
Oくんが帰宅後倒れ、病院に搬送された結果熱中症と診断されたとのこと。
もうすこし遅かったら、命の危険もあったとのこと。
21日の2回戦はどうなるか(不戦敗も)わからないとの内容でした。
せっかく勝ち上がったのに、残念だけど「健康」には代えられないです。

不安な2日。
連絡はなかったので、試合はできるのか・・・
疑いつつ県営球場へ。
2回戦の相手は工業高校。部員が何十人といる強豪校です。
「試合ができるだけでももうけもん」と思い、がんばれ〜

ボールボーイやバット引きなど、試合にでていなくても「お仕事」が結構あります。
大沢野のときは引退した3年生の先輩が2人、お手伝いに来てくれましたがこの日は3年生は模試があります。
9人だけじゃ無理と思っていたら、キャプテンが頭を下げて春以降に退部した2年生2人に手伝ってくれるように頼んでくれていました。
途中退部で、来るのは気まずいと思うのに快く協力してくれた2人に感謝です。
暑い中、ボールボーイやキャッチャーの防具をつけるのを手伝ってくれていました。
心配されたOくんは、2日間の休養でなんとか回復したようでよかった。


ショートを守る「がんばる小象」




ライト前ヒットを「打つ小象」

たっぷり汗をかいて、地面と仲良くなるものだから体もユニフォームも「きなこもち」状態です。
この球場の黒い土って、取れないんですよね・・・
ううぅ・・・お洗濯・・・
たらいでゴシゴシ。母はがんばりますよ。

結果は・・・11-1のコールド負けでした。
でも、結果以上に今回のこの試合で子供たちはいろんなことが経験できたのではないでしょうか・・・
辛いときに助け合うこと、自分のやるべきことを自分で考えること。
ちょっとは逞しくなったかな〜と思う、「夏」が終わります。

残念ながらシード権は獲得できませんでしたが、来月中旬から秋の大会が始まります。
1つでも上に行ける様、これからもがんがれ〜
母も洗濯がんばるです。

8月22日(日)




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