2007年06月30日
エロ用心。タッチ一発号泣の元
夜、仕事から帰って来ると僕の机の上にビデオカメラがどんと置いてあった。
「今夜ハメ撮りしたいという嫁の意思表示に違いない」
革命的洞察眼でそう判断し、早速襲おうとしたところ
「現在出血期間中です」
大はずれだった。飛びかかったらヒラリとよけられて、そのまま後方の崖に「あー」と転落していく肩透かし感を味わされた。
「今日のR(3才の娘)を撮ったのよ」
思い出した。今日はRの幼稚園参観日であったのだ。
「どれどれ、見てみるか」
「それが泣いちゃってさー」
晴れの参観日にRは泣いてしまったという。
「え、なんでよ。何かトラボーがあったのか?」
と詰め寄っても
「まあそれは見てのお楽しみってことで」
と、じらしプレイを楽しむ嫁。返り血を浴びようとも本当にハメ撮りしてやろうか、と憤ったがここはビデオを見るしかあるまい。再生すると運動場において体操着姿でニコニコしているRの姿が映った。
「お、可愛いじゃないか」
「最初はいい感じだったんだけどね」
カメラの方をチラチラ気にしながら元気に体操しているR。一体、どんなことで泣いてしまうのか…ハラハラしながら見る僕。テレビであったら
「この後、とんでもない出来事が!」
などとむかつく煽りテロップが出てCMに移るんだろうが、そのタイミングはいつなのか…気が気でならなかった。
体操が終わり、みんなで整列して歩くシーンになった。Rの後ろには僕も良く知っているマユちゃんがいた。
「ああ、だいたい分かってきたぞ…」
マユちゃんはRのことが大好きで、Rに会うたびにほっぺや体をベタベタ触りまくる子。スキンシップというよりも、なんだか安全装置が外れたインリン・オブ・ジョイトイがファックミーと誘ってるんじゃないかってぐらい、3才児とは思えぬほどエロい仕草なのである。
僕だったらマユちゃんがあと10年も成長すればバッチコイなのだが、そこはネンネ(死語)のRである。エロスキンシップは苦手らしく
「うわああああん!」
と泣き出してしまう。ビデオの中もその通りの展開となっていた。マユちゃんが歩きながらRの背中に抱きついたり頬擦りをしたりしている内に、Rは号泣。先生に慰められても泣き止まず、その後も体操が続いたのだが何も出来ず、ひっくひっくしているのみとなってしまった。
「やはりこういう結末だったか…」
「マユちゃんには悪気はないんだろうけどね…」
Rもそれさえなければマユちゃんのことは好きらしく、よく遊んでいて仲が良いのだが…。
翌朝、知らないふりしてRに聞いてみた。
「Rちゃん、昨日の幼稚園はどうだった?」
「ママが見てたの」
「そうか。Rちゃんは何をしてたの?」
「Rちゃん、泣いちゃったの」
Rは自分が泣いたことはわりとケロッと話す。
「どうして泣いちゃったのかな?」
「マユちゃんとケンカしたの…」
「け、ケンカって…」
一方的にマユちゃんがエロい仕草で慕い、Rが嫌がっただけなのだが、Rはケンカと認識しているのだろうか。それともケンカの意味がまだ良く分かってないのかもしれぬ。
「嫁~。嫁~」
僕はマユちゃんの真似て、家事をしている嫁の体を出来るだけエロい手捌きでまさぐった。
「ああ鬱陶しい!」
「いいじゃないか減るもんじゃ無し!」
「邪魔!」
嫁は脇目も振らず家事に戻った。見たかR。これがケンカと言うのだ。Rももう少しマユちゃんのエロ仕草を突っぱねられるようになれば良いのになあ。
家事とケンカはエロの華。
問題:Rが幼稚園でまだまだ分からないことは何でしょう?
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