2007年06月17日
快感参観日
娘・R(3才)の幼稚園において父親参観が行われる日であった。
「びしっとスーツを着て先生(美人)に印象良く思われよう」
朝、張り切って着替えようとしたら
「動きやすい格好でお越し下さい、ってお知らせに書いてあるでしょ!」
嫁に止められたので特に何も考えず無雑作に選んだTシャツに袖を通したところ
このようなTシャツだったためこれも嫁に止められた。
「じゃあR、行くぞー」
着替えに時間を取られてちょっと遅れ気味に幼稚園に到着。ゾロゾロと入園する子供with親父達を先生が総出でお出迎え。若くて可愛い先生が多い。ひとりだけ銀座のママ風味な貫禄のあるおばさんがいたが、多分あれが園長だ。
初めて入るRの教室。何もかもが小さい。担任の先生(美人)が好きだというリロ&スティッチの絵がたくさん貼ってあった。ちなみに僕はロリ&どエッチ。
「Rのロッカーはどこかな?パパに教えて」
と帽子やリュックをしまうように言ったところ、
「ここだよ、ほらー」
Rは自分のロッカーにゴソゴソしまいながら、ある物を取り出して僕に見せた。それは「おとうさんありがとう」と記された、おそらく僕の似顔絵だった。
「R、多分それは今日最後に見せるものなんじゃないかな…」
「?」
「ほらっ誰も出してないでしょ!早くしまいなさいっ!」
いきなりフライング気味のRである。ポートピア連続殺人事件をやろうと思ったらいきなり「犯人はヤス」と言われてしまったような脱力感を味わってしまった。
「はい席について~。出席を取ります」
先生がひとりひとり名前を呼び、子供達が返事をする。そのさまを親父達が熱い視線を送る。本番まな板ショーのストリップ小屋と何ら代わりがない熱気であった。
「えー、今日は○○ちゃんは風邪のためお休みです」
「お休みです!」
休みの子の確認の時だけ、何故か先生の後に風にリフレインする子供達。何か意味があるのだろうか。卒業式の「僕達」「私達は」「卒業します」「卒業します!」のようである。
程なくして体操を始めるので全員外に出るよう先生の指示があり、園庭は人でごった返す。
「クラスごとに並んでねー」
と言われるがRは人の波に飲まれて動きが取れず、泣き出してしまった。幼稚園では泣き虫とは聞いていたが早速目の当たりにすることとなった。こんなことでいちいち泣いてたら確かにキリがないことであるよ…と見ていたら、さすが担任の先生(美人)である、手馴れた様子で通常の3倍の速さで飛んで来て
「大丈夫よー。はい並ぼうねー」
ぎゅっと抱き締めてフォロー。いいなあ。僕も嫁がやらせてくれない、と泣いてみようかと考えた。彼氏いんのかなー。
泣き止んだものの、余韻が残るR。
体操の後は教室に戻り、先生(美人)のピアノ伴奏により合唱。
みんなよく歌えており、さぞかしこの日のために練習したのであろう。Rの一生懸命やってる姿を見て、泣き虫だが彼女なりに頑張っているのだなと思うと目頭が熱くなった。親父参加のゲームなどもあり、あっという間に終わりとなってしまった。
「じゃあ最後に、お父さんありがとうって似顔絵を渡しましょー」
予想通りRが先走ってしまった似顔絵授与イベントで締めくくり、親父達大感激。僕も改めて似顔絵を見るとキャイーンのデブの方の顔に似ていた。いや、美醜はともかく
「あれ、お目々の周りに黒い円があるけど、これってもしかしてメガネ?」
「そう、めがね!」
「でも僕はメガネしてないぞー」
「描いてる時にね、せんせいがね、パパめがねしてる?って聞いたの」
「まさか、『うん』って返事したとか…」
「そうだよー。じゃあめがね描きましょうねーってせんせい言ったの」
「お前は生まれてから3年半、父親の何を見ていたというのだー!!」
そりゃ確かに担任の先生(美人)を色眼鏡エロ眼鏡で見ていたけどさ…。
問題:担任の先生(美人)の恐るべき事実が判明した。それは何でしょう?
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