2007年06月04日
娘は泣いちっち
近所の公園がリニューアルし、ちびっ子を集めてイベントをやるというので行って来た。
嫁は何度か子供達を連れて来たことがあるようだが、僕は初めてであった。どこにでもあるような小ぢんまりした公園だが、成る程遊具がピカピカである。
些か変な名前で、「えごのみ公園」という。由来が分からない。小さい公園だから「エコノミー公園」か?近くにゴージャスな「ふぁあすと公園」とかあるのだろうか。ちなみに近所には「どれみふぁ緑地」という公園と、その続編(?)となる「そらしど緑地」という2つで1オクターブの公園が存在する。
それはともかく、わらわらと集まった近所のちびっ子とその親を前に、町内会長の開催の挨拶が始まっていた。
「えー皆様。本日は…」
かなりのご高齢の様子で、ゆるゆるとしたこの挨拶にはラリホーの効果があったらしい。聞いている内に息子・タク(1才)がとっとと嫁に抱かれたまま寝てしまった。
タクはよくランチを食べに行くとか、どこかに遊びにいくとか、一番おいしいタイミングで寝てしまう。将来せっかくギャルとラブホテルに行ったのに途中で寝てしまうとか、損な人生を送りそうで親として心配である。のび太かお前は。
そんなわけで娘・R(3才)だけがイベントに参加。最初は「パン食い競争」であった。大人向けの「パンツくいこみ競争」とかはなかった。
Rの手を引いて列に並ぶ。Rはこのような大人数がいる場は苦手なので、今回はどうであろうなあ…と思って顔色を伺ってみると
「ぱぱ…ぱぱぁああああ」
既に半ベソにて絶望。
「よーいスタート」
「うわあああん!」
本番になったら本泣き。仕方がないので僕が手を引きパンがぶら下がるところまで連れて行っても、泣いてばかりいる子猫ちゃん。
「手で持ってっちゃっていいですよ」
パンを支える実行委員おばさまに暖かい言葉を賜り、僕が掴んでゴールした。お情けでバターロールパンをゲット。他のちびっ子達は飢えた獣のようにパンに飛び付いているのに、どうしてなのだろうか。
うちの子にかぎって…。
続いて参加したのは「輪投げ」であった。大人向けの「朝青龍が負けて座布団投げ」とかはなかった。空き缶が立てられており、輪っかを投げて空き缶がスッポリ入れば賞品がもらえる。しかしここでもRは大泣きし
「うわああん!パパやってぇぇぇぇ」
輪投げを僕に丸投げ。残念賞のキャラメルひと粒をもらって退散。他のちびっ子達は忍者のようにしゅしゅしゅと輪を投げているのに、Rだけ号泣。どうしてなのだろうか。
うちの子にかぎって…。
もうこうなると痛々しくて他のイベントはリタイア。「綱引き」もあったのだが眺めているだけであった。大人向けの「ブラ引き」とか(略)。他のちびっ子達は地引網のようにオーエスオーエス引っ張っているのに、どうしてなのだろうか。
うちの子にかぎって…。
「泣いてるのなんてRだけだよ」
「タクが起きていれば、きっと何も考えずに飛び込んで行ったわよ」
「そのことよ」
まだ涙目のRに聞こえないように嫁と残念がった。イベント終了時、全員にヤキソバ1パックずつ振る舞われた。僕らもありがたく頂戴し、家に帰って食べることにした。
さすがにRはもう泣くことはなく、タクも目覚めてふたり揃って手掴みでワシワシ食べていた。人前だと繊細なR。どうしてこういうところだけ無駄にワイルドなのだろうか。
うちの子が油ぎって…。
問題:パン食い競争のパンを美味しく加工して食べてた子がいた。それはどんなやり方だった でしょう?
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