美女と風船おじさん
土曜日は暑かったので、子供達を大きな公園の人工水路で遊ばせた。
水辺には恥ずかしがることなく、ハニカミ王子ならぬ堂々たるフルチン王子の男の子達がおり、本物のやんごとなき王子様もフルチンになった時、
「朕のちんちんである」
などというインペリアルなギャグをかますのだろうか、とどうでもいいことを考えながら娘・R(3才)と息子・タク(1才)の遊ぶ姿を見守った。
その後嫁が買い物をしたいという。僕は子供達とカキ氷を食べながら待っていたが、なかなか戻って来ない。女の髪と買い物は長い、とのばあちゃんの格言を思い出し、
「子供達は預かった。返して欲しくば2Fの子供遊び場にに来い」
と嫁にメールを打って移動した。そこには子供用アスレチックがあり
「20分300円」
とのことだった。大人用遊び場の「80分25,000円」などに比べれば安いもんである。入ろう、と思った時に嫁がようやく買い物を終えてやって来た。
「20分で入ろうと思うんだけどいいよな?」
「うん、いいよ」
受付でお金を払おうと思ったら、店員のお姉さんが素晴らしく可愛く、
「40分15,000円…」
思わず大人向け相場を口走ってしまい、僕がハニカミ王子。ゴルフは出来ないけど、ゴルフ下ネタはお手の物だぜ。お嬢さん、あなたの19番ホールを…。加えてよしゃあいいのに
「あの子…すごい可愛いな」
わざわざ嫁に言ったところ「フン」と鼻で笑われたので逃げて子供達と戯れることにした。
ボールプールに飛び込むRとタク(この30秒後、2人とも溺れる)
あっという間に20分が過ぎ、可愛い彼女に出る旨を伝えたら
「風船をどうぞ」
子供達にひとつずつ風船をサービスしてくれた。それがまたでかい風船で、Rもタクもご満悦。僕はというと
「やっぱあの子可愛いなあ」
とまたもや嫁に言ってしまい、嫁の体から凍てつく波動がゴババババアと発せられるのを感じた。
僕は風船を貰ってないのに、風船の灯火。
問題:お姉さんにこっそり懺悔することがあります。それは何でしょう?
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