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2011/10/14 Ubuntu 11.10

 Ubuntu 11.10 がリリース、早速にアップグレードしました。と言っても見栄えは前のバージョンとさほど異なるものではありません。3Dアクセラレーションを利用できる環境では、11.04 になって Unity が採用されたことにより、前のバージョンとは全く違ったデスクトップになってしまいましたが、今回は2Dでも Unity が使われるので、すべての環境でデスクトップの見た目と操作が変わることになります。戸惑うことも多いのではないでしょうか。Fedora 15 で採用された Gnone 3 も Ubuntu の Unity も昨今の流行なのかモバイル端末を意識したものになっているようです。Desktop PC と言う今の環境で使ってみると、目的のアプリケーションやファイルにアクセスするには、今までの流儀である「メニューとランチャーの組み合わせ」より、むしろ手間取ることも多いようです。「慣れ」の問題もあるでしょうが、論理的にも「こちらの方が合理的だ」とは言えないように思います。ま、進化の過程と言うことで、これからの「カイゼン」に期待することとしましょうか。

 と言っているうちに Fedora の方も 16-beta になっています。こちらも次のバージョンではどうなっているのでしょうか。rc版がリリースされたら、そろそろ導入の検討をしますかな。

 さて、チョイと旧聞ですが、Vine Linux も新しくなりました。こちらはいままで通りのデスクトップです。気分的には安心しますし、「石橋をたたいて渡る」(たたいても渡らない?)ディストリビューションというイメージで、その姿勢には信頼感を持つことができますが、一方で TEX や IME なんかは「ばっさりやっちゃいましたぜ」なんて所もあります。新奇をてらわないのであれば「おすすめの一品」ってのは、やっぱり Vine Linux でんな、基本の基本はかえてません。

 ところで、VMware も Virtual Box も新しいバージョンになりました。おかげで、ちょっと不具合も多かった Fedora 15 も Ubuntu も安定して稼働するようになったように感じます。これまでの所、Ubuntu や Fedora ではディスプレイや USB のあたりが鬼門となっているようです。