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2006/12/17 Corega CG-BARMX2 (ブロードバンドルータ)

 失敗談です。Vine Linux が 4.0 になったので、お馬鹿さんがさっそく飛びつきました。ルータとして使っていた旧式 Dynabook を 3.2 から apt-get を使ってアップデートようとしたのですが、残念、立ち上がらなくなってしまいました。インターネットへ接続にはこのPCを使っていたので、たちまち我が家の環境は悲劇的状態になりました。要するにインターネットから孤立してしまったわけです。これでは何ともしようがないので、Corega の ブロードバンドルータ(CG-BARMX2)を急遽購入しました。わずか4000円足らずの出費ですが、ウェブブラウザからの設定は驚くほど簡単で、あっという間に回線は復活、手間いらずのあっけない結末になりました。

 さて、壊してしまったDynaBookですが、HD以外の記憶装置は FD しかない上に、その FD はとうの昔に故障しており使えません。取り戻したいデータもあったので、まずは web上でDynaBook(SS-R 575)の分解情報を探し、DHを取り外しました。2.5'HD用のUSB接続アダプタを購入し繋いでみたところ、読み書き可能と言うことが分かったので、まずは、必要と思われるデータをバックアップし、なんとかこのHDにVine Linuxをインストールしようとしましたが、結果から言うと インストーラ自体が立ち上がらず Vine Linux 4.0 はインストールできませんでした。結局、Vine Linux 3.2 を再インストールし、何とか超旧式ノートPCは復活しましたが、何ともさえない事態になりました。もっとも、平成8年2月購入、10年に余って使い続けている PC がいまだ現役というのも、感心すべきことかもしれません。

 ところで、おんぼろDynaBook復活の顛末ですが、それなりに苦労させられました。やったことは、まず HDのパティションを切り直して、hda1をext3に、hda2をswapにして再フォーマット、hda1にVine Linux 3.2 のisoイメージをコピー、hdaにgrubをインストール、インストーラーの vmlunz と inird をコピー、HDをDynaBookにもどし電源を投入、grubのプロンプトが出たところで、kernel と inird に、前述の vmlunz と inird を指定して boot。めでたくインストーラーが立ち上がったところで、最小構成を選択してインストールしました。もっとも、1.3GBしかないHDを二つに分け、588MBのCDイメージをコピーしたわけですが、このくらいで良いかと swap を150MBあまり取ってパーティション分けをしたところ、インスト−ラは無事立ち上がり、いくつかの設問に答ええながら、rpmコマンドでのインストールとなったところで、最小構成のインストールに必要なHDの空き(約490MB)が無いとの表示が出てあえなく失敗。今度はぎりぎりで30MB程度のswap領域を確保してやって見ると、無事インストールは成功したものの、apt-get upgrade を実行すると強制終了してしまいます。メモリが足りない(実メモリは24MB)のだと気がついて、また、USB接続して母艦のHDへ"cp -a /dev/sda1 ~/Dynabook" とバックアップ、再びパーティションを切り直し swap を 128MB確保、"mkfs -t ext3 /dev/sda1" でフォーマットした領域へ、前述した母艦のバックアップディレクトリからリストアし、何とか復活しました。

 上記の課程で、有り難かったのはVMwareです。まずはVMware上に Vine Linux 3.2 をインストールしました。それに、USB接続のアダプタを認識させ、それで作業をしました。最近のカーネルは2.6系ですが、HDの扱いが2.4系とは違うためやはり Vine Linux 3.2 はどうしても必要でしたが、HDをいじることもなくあっさりと新規OS(と言っても前バージョンです)がさくっとインストールできるのは、手間いらずで有り難いものでした。感謝・感謝ですな。