Talk about in the mid-night

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   Fedora Core 3 がリリースされたので、2から3にupdateしました。アップデートインストールではカーネルや各ソフトウエアはアップデートされたものの、ディスクトップの見た目は以前とまったく変わらず、売りの一つであるSE Linuxもdisableされたままだったので、別のパーティションにクリーンインストールしてみました。すると、ディスクトップの雰囲気がまったく変わって、見た目はシンプルになった一方で、使い勝手は想像以上に進化していました。

   一方、Cooperative LinuxはFedora Core 2のままだったので、これも3に移行しようと考えました。当初は、メディアラボからMLDmin3と言うFedora Core 3ベースのイメージファイルとCoLinuxを利用した製品が発売されたので、これを購入してインストールしてみました。CoLinuxのバージョン(と言ってもスナップショット版ですが)が中途半端だったのか、バグだらけでまともには使えませんでした。残念なことに、メディアラボのこのシリーズはだんだん出来が悪くなってきてしまった、と言うか、当初のポリシーがぼやけてしまっているようで、今回のは『ちぃーと考えてから製品出いてけれ』と言いたくなるような不出来なしろものでした。もっとも、CDに入っていたマニュアルはずいぶんと参考になったし、えせかんなを利用したIMEプロクシを教えてもらったりと、買って後悔しているというわけではありませんが、ソフトそのものは使い物になりませんでした。

   そこで、全てアンインストールした上で、改めて、Cooperative Linuxのスナップショット版(2004/10/24版)をインストールし、上記のFedora Core 3をクリーンインストールしたものをCoLinux上でも利用することにしました。主にudevまわりで問題が出たものの、ちょっと強引ですが、以前と同様にディバイスファイルを作ることでしのぎました。Cooperative Linux 2004/10/24版はVersion 0.6.2-pre6となってますが、これが0.6.1と比べると、わずか0.0.1以下の差とは思えぬほど改良が加えられており、今まで不便に思っていたことがほとんど解決されていました。

   便利になったのは、まず、ハードディスクの指定にaliasが使えるようになったことです。これで、nativeでもCoLinux上でも/etc/sftabをいじらなくても良くなりました。それから、Windows2000でもイーサネットのブリッジ接続が簡単に出来るようになったことです。今までのtapではCoLinux側から外には出られても、ホスト以外からは見えなかったので何かと使い勝手が悪かったのですが、この点でもVMwareと同等に設定できることになりました。(今頃"XP"じゃないの方が遅れてるのかも知れませんけど・・・)
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