Talk about in the mid-night

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    四月(2004年)になって、Cooperative Linux をやってみました。何の役に立つのって言われちゃうと困ってしまいますけど、とりあえず Windows 2000 Professional 上で Fedora core 1 が走ってます。例によって設定には若干の問題点があったものの、何とかクリア、いまは快調に走っています。

    走らせるにはCygwin1.dllが必要ですし、XもCygwinのものを使いますから、良くできた新しいCygwinと言った感じもします。さすがに本物のLinux?だけあってCygwinよりは違和感なく使えます。使用した Fedora core 1 のディスクイメージは最小構成なので、X関連のライブラリやフォント、Gtk+やGnomeの一部を落としてきて、gnoma-terminalを使えるようにしました。フォント関連もCoLinux側でxfsを立ち上げて、Cygwinで使えるようにしたので、アンチエイリアスの効いた見慣れたものが表示されるようになりました。けっこう複雑なことをやっているにもかかわらず、VMwareと比較するとはるかに軽く、何のストレスも感じないのは感心するばかりです。なんと言っても、Windows 2000 Professional 上で Fedora core 1 が走っているというのは、してやったり、思わずニンマリとしてしまいますな。

    ところで、CygwinのXは最近になってとみに性能が良くなり、特にマルチウィンドウモードは、いつの間にか見違えるばかりに速くなっています。以前は他のモードにくらべて目に見えて遅く、カーソルの動きもぎこちなかったのですが、劇的に改良されました。カーソルの動きが途切れることもありません。これならマルチウィンドウモードが実用になります。

    閑話休題、Cooperative Linux、VMwareと同じく実際のHDに直接アクセスできます。残念ながら、この方法ではWindowsのパーティションにはアクセスできないようですが、smbを介してのアクセスは保証されています。しかもVMwareとこと変わって軽い。firefoxもたいしたストレスなく、この非力なマシン上で走ってます。何とも、便利なものが開発されたものです。ext2やext3のパーティションにあるデータを読み書きするためにVMwareを使うことが多かったのですが、これでVMware、お役御免かな。

    いい気になって、Cooperative Linux 上の Fedora Core 1 に KDE を入れてみました。CoLinux上でXは使えないので、VNC(TightVNC_Viewer)を使っていますが、比較的快適に動作しています。VMwareでGNOMEやKDEは死ぬほど遅かったのに比べて、実用に近い速さです。XGAのフルスクリーン表示にしてしまうと、ディスクトップは完全にKDEになってしまいます。ウインドウズキーを押すと下にタスクバーが現れるので、他のアプリケーションとの切り替えもそれほど不便は感じません。一番の不便は、マウスホイールが使えないって事でしょうかね。でも、この環境にKDE入れて何すんのよって事はありますが.......。

追伸:VNC のバージョンを上げたらマウスホイールもOKでした。
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