Talk about in the mid-night

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    5月20日、待望の Fedora Core 2、やっと出ました。17日にリリースの予定で、fedora.usを覗くとすでに/2/以下にずらっと一連のディレクトリがあり、12日の日付が最終のようで『何だ、出来てるんじゃないの』って思って、ずっとfedora.redhat.comを見てたんですが、なかなか正式のアナウンスがありませんでした。今日はすでに、Fedora core 2 の話題があふれていました。今回は何とCD-ROMで4枚と大層なボリュームです。DVD版もアップされていて、もはやOSのインストールはCD-ROMではむつかしくなってしまったのでしょうか。落として焼くにしてもこの旧式のマシンでは出来ないし、DVDも読めないし、他に良い手はないものかなと探してみると、Core2のテスト版をネットインストールしたという記事がありました。探してみると、それ用のCDイメージはあったんですが、これもCDに焼かなきゃならん、と言うことでボツ。ならばと、VMwareでこのCDイメージをブートすると見事にアナコンダが立ち上がりましたが、VWware上ではテキストモードになってしまい、日本語を選んでいたので文字化けで頓挫しました。CDイメージをループマウントして中のファイルを見てみると、vmlinuzとinitrd.imgだけあればブートしてアナコンダまで行けるようなので、こいつを、ちょっとだけ空けたhdb2(100MB)にコピー、グラブを手動で編集してブートしてみるとお見事アナコンダが立ち上がりました。で、redhat9が残っていたパーティションにインストールしてみました。さすがに、ADSLとは言え回線経由なので時間こそめっぽうかかってしまいましたが、何の問題もなくインストールできました。時間はかかってもディスクを入れかえる手間がないのでラクチンでした。Core1はstableでもまだ試作段階と言った感じでしたが、2はだいぶこなれてきたように思います。

    もっとも、日本語の入力に関しては、まだIIimが不安定なようで、多少問題が出るようです。IIim(htt(htt_server))を止めると自動的にkinput2が使えるので、そちらを使ってみました。canna+kinput2 の組み合わせは、以前からの実績というべきか、特に問題は出ませんでした。

    ATOKXに関しては、結果的にはfc1と同じ方法で動作しました。fc2のiiimf関連のパッケージをまとめてyum removeとして削除、CD-ROMからふつうにインストールしました。後はfc1の時と同様、ライブラリの指定とロケールの変更でうまくいきました。atok12se+kinput2xも使えますが、この状態ならATOKXの方が使いやすいようです。

    ところで、X関連で笑い話が一つ。/etc/X11/xinit/xinitrc スクリプトの中で、/etc/X11/xinit/xinitrc.d/ 以下のスクリプトを順次読み込むんですが、アップデートすると*.sh以外は読み込まない設定にかえられていましたが、/etc/X11/xinit/xinitrc.d/xinputがそのまま残されたため、日本語入力が出来なくなってしまってました。xinput.shにリネームすれば良いだけなんだけど、最初はあせりましたよ。

    fc2は、何回かアプデートを繰り返して落ちついてきたようなので、メインの環境をfc1からfc2に切り替えました。再びネットインストールです。こんどはアップデートを選んで待つこと4時間。さらに、yum updateで1時間以上。放っておけばいいだけなんで楽ですけどね。ま、あっさり環境は移行しました。

    さて、普段の環境がfc2に移行したのに、Cooperative Linuxがfc1ではもの足らない、当然fc2だよってなわけで、テストインストールに使って、fc2がダブってしまったパーティションを利用することにしました。CoLinuxはディスクイメージファイルだけでなく実ディスクのパーティションもルートとして利用できるので、/etc/fstabとnetwork関連を書き直してしまえば使えるんじゃないの....と、やってみました。最初は/dev/cobd*がないって怒られたり、多少モタモタはしましたけど、何とかクリア。怒られたやつはmknodでディバイスファイルをつくってやるとOKでした。最終的に、けっこう便利で面白い環境になりましたね。
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