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2006/12/20 Vine Linux 4.0 で CoLinux

 ところで、CoLinuxですが、最近は話題が下火になった感があります。我が家では Fedora Regacy に移行して久しい Fedora Core 4 ベースのままでしたが、そろそろサポートも心許なくなって来たので、Vine Linux 4.0 ベースに移行しました。ここで VMware が大活躍。まず、VMware 上へ Vine Linux インストールしておき、dd で 3GB のイメージファイルを作り、 ext3 でフォーマットしたものを mount -o loop でマウントし、これに cp -a でみんなコピーしました。CoLinuxのカーネルは udev に対応していないらしく、/dev 以下のファイルを別途コピーしたり作成する必要があり、ここで多少もたつきましたが、何とかブートできるようになりました。これで、少なくともあと2年くらいは持つ勘定になりましょうか。

具体的には:

VMware上で標準的に Vine Linux 4.0 をinstall

VMware-Tools をインストールして "hgfs" を有効にしておいた方がよいでしょう
 (作ったイメージファイルを Windows にコピーしなくてはなりませんからね)

次に新たに仮想ハードディスク(1GB程度でOK)をIDEで作成

再度、Vine Linux のインストーラーを起動し、IDE ディスクの方に最小構成で新規インストール
 (このとき、手動でパーティションを設定、IDE ディスク(hda)は900MB弱をhda1とし"/"を割り当て、
  残りをhda2として swap を割り当てる)

リブートして、再び先にインストールした標準的な Vine Linux 4.0 を boot (以後、rootで作業します)
 dd if=/dev/zero of=CoVine.img bs=1M count=3072
 mkfs -t ext3 CoVine
 mount -t ext3 /dev/hda1 /mnt
 mkdir /root/mnt
 mount -t ext3 CoVine /root/mnt
 cp -a /mnt /root/mnt

ここで /dev 以下のファイルが必要なので、現に使っている方の /dev をコピー
 cp -a /dev /root/mnt

さらに /dev/cobd* がいるので作っておきます
 mknod cobd0 b 117 0
          |
 mknod cobd31 b 117 31

こんなスクリプトでOK ( mkcobd.sh とでもしておいてください )
-----------------------------------------------------------------------------------------------
#!/bin/sh
  for i in 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26  27 28 29 30 31
  do
    mknod cobd$i b 117 $i
  done
-----------------------------------------------------------------------------------------------

あとは swap ファイル
 dd if=/dev/zero of=Swap.img bs=1M count=128

CoVine.img と Swap.img をWindows 上の適当なディレクトリにコピーして、CoVine.xmlを作り、
 colinux-daemon -c CoVine.xml
でOK