Talk about in the mid-night

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最初に危惧したとおり、ご無沙汰になりました。昨年(平成14年)10月から8ヶ月ぶりになります。(いろいろ、個人的理由でいそがしかった)

さて、7年(と4ヶ月)前に購入した東芝のDynabook、前述のように何とか現役でしたが、なんと言っても初代Windows95、空きを増やそうと不要と思われるソフトをアンインストールしていったときに、どうも、必用なコンポーネントも消してしまったようで、ネットまわりがうまく働かなくなってしまい、以前バックアップしておいたウインドウズのインストールディスク(もちろんFD)を探したものの見つけられず、まったく使い物にならなくなってしまいました。MLDminiの方はまともに動いているものの、こちらもversion2にupdateするにはWindows環境が必用なので、それもできなくなってしまいました。と言うことになって、「ぶっ壊れたなっらいたしかたない、ままよっ」と、パーティションを切り直して、Vine 2.6r1を入れてしまいました。今時、75MHz Pentium + 24MByte RAM + 1GByte HD の代物ですから、果たしてまともに動くものか半信半疑だったんですが、「案ずるより産むが易し」Xまでちゃんと動いてくれました。

実は、最初に、Plamo3.0を入れてみたんですが、ちょっと手間取ったものの、インストールもXの設定もあっさりOK。ところが、慣れないせいか今ひとつ使い勝手が悪く、それならとVineをトライしてみると、これもあっさり成功したので、こちらを使うことにしました。Redhatベースと言うことで、多少は慣れているので、いちいち設定ファイルを探すなどという手間はほとんどしなくてすみました。ウィンドウマネージャの方は、標準のAfterStepでも重く、Blackboxに換えましたが、他はあまりストレスを感じません。インストール時に面倒をさけるため、お任せに近いパッケージを選択したので、インストールされたものの中にはMozillaなんぞもあるのですが、怖くて立ち上げてもいません。きっとスワップの嵐で固まってしまうんでしょうね。

と、ここまでは順調だったのですが、PCMCIAのネットワークカードが認識されません。で、linux.or.jpのJFを見ると、pcmcia_coreの次にi82365を読み込めと書いてあるのに、pcmcia_coreだけで止まっている。で、手動でinsmodして/etc/init.d/pcmcia startとやってみると、あーーら不思議、見事に認識されました。やったぜ。

ここまで来たら、欲が出て、発熱も音も小さいノートをルーターにしてしまえと、ショップで二枚目のカードを大枚 2,980円をはたいて買い込み、喜々としてさしたまでは良かったのですが、これがまたまた、認識してくれない。こっちは少々手こずりました。ものは、"Corega FEtherII PCC-TXD"。何とかならんものかとコレガのホームページで探して見たものの、Linuxの情報は古い製品のものしか載っておらず、手元にあるカードの情報はない。チップセット(ASIX 88190Aらしい)からたぐって、Asixのページ見ると、ドライバは提供されているが、カーネル2.4.xでは使えないと書いてある。一方、Googleで"Asix"を検索見ると、このメーカーのチップは問題が多いらしく、膨大な量の情報が見つかりました。それによると"axnet_cs"と言うドライバ正解らしく、pcmcia.confを書きくわえてみたものの、うまく認識してくれません。あまり期待はしてなかったのですが、手動でinsmodしてみると、またまた不思議、今まで、うんともすんとも反応していなかったカードのLEDがしっかり点灯しているではないか。eth1をアップすると見事に使えました。

adsl-setupで設定をすませ、おもむろにadsl-start。接続が確認出来とところで、いったん切って、以前から使っていたiptables設定用スクリプトをコピーし、そのままの設定でファイアウオール兼ルーターを仕立て上げました。およそ一ヶ月がたちますが、何のトラブルもなく快調です。

ところで、上に書いた「PCMCIAカードが自動認識しない」という話ですが、実に簡単なことでした。VineのMLの過去ログを検索した見たところ、同じ問題が載っていて、kernel 2.2.xだと出来るというのです。そう言えば、インストールの時は自動認識していたよなあ、と言うことを思い出し、2.2.xでブートしてみると、確かに我が家の環境でも問題が出ない。さらに、読み進めると、/etc/init.d/pcmciaスクリプトの中で、カーネル2.4系の時はカードバス用の"yenta_socket"読み込むようになってました。で、指摘どおりにここを修正してi82365を読み込むようにしたところ、自動的に認識されるようになり、pcmcia.confの書き加えたところも有効になったようです。

Dynabookを復活させた Vine に感謝。

話が相前後しますが、VMwareが4.0になり、早速バージョンアップしてみました。うたい文句では、スピードもアップとのことで、言われてみれば何となく速くなっているような気もしますが、あまり実感出来ません。多少ユーザインターフェイスが変わったくらいで、使い勝手の上では変わらないようです。もっとも、466MHzのCeleronでVMwareを使うのは、元々きびしいかも知れませんがね。その上、最近はCygwinも出来が良くなってきて、上記のDynabookにsshでつなぐ時などは重宝しています。と言うわけで、せっかくバージョンアップしてから逆に、VMwareの出番が少なくなってきました。

と言っても、このファイルのアップロードには使ってるんですけどね、こっそり。

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