夏の木陰
7/1/2021/THU
6月のアクセス解析
6月のアクセス解析 アクセス数ランキング

先月は『破戒』(島崎藤村)の感想がよく読まれた。

その他は毎月の常連。

全体の閲覧数は漸減している。総閲覧数は2,000を下回った。

アクセス数向上のために特別な行動はしない。

閲覧者は少ない方が、好き勝手なことを自由に書ける。このサイトは私の道楽だから。

半分は負け惜しみ。半分は本当。


さくいん:島崎藤村


7/2/2021/FRI
糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。横須賀美術館、神奈川県横須賀市
糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。

先週末、横浜の実家から横須賀美術館へ行った。

展示の中心は中・東欧やイヌイットの民族衣装や壁掛けなど。細やかな図柄はもとより、彩りあふれる配色が見事。こういう品物も「民藝」というのだろう。

芸術家ではない、市井の人びとが生み出す配色は、色相学の基本を押さえながら、素朴な味わいを醸し出している。

自分のウェブサイトのデザインにも参考にしたい配色がいくつもあった。

たくさんの「民藝」品をみて、大阪の民博、国立民族学博物館を思い出した。

常設展では松本竣介「お濠端」を見られた。こちらも青と緑を基調にした美しい配色。

小山利枝子「未知の記憶」もよかった。無数のパステル調の線の束が、波のようにうねり画面を包んでいる。ほかの作品も見てみたい。

帰りはバスで横須賀へ出て横須賀線で逗子へ。何度か出かけて顔も名前も覚えてもらったレストランへ。これでもう「行きつけ」と呼べそう。

久しぶりにレストランでワインを呑んだ。ムール貝のワイン蒸しも久しぶりに食べた。味は悪くなかったけれど、量はブリュッセルで食べたときの半分もなかった。

死ぬまでに、もう一度、ブリュッセルへ行けるだろうか。


さくいん:松本竣介ブリュッセル


7/3/2021/SAT
世界の美しい本、海野弘、パイインターナショナル、2016
世界の美しい本

書名通り、美しい本を集めた図鑑。装飾写本から現代のタイポグラフィーまで長く、広く美しい本を集めている。

著者が博識で凝り性の海野弘なので、読んでいると、一つの博物館を歩いているような気がしてくる。

きれいに彩色された19世紀の博物誌を見ていると、東洋文庫ミュージアムにあるモリソン書庫で展示されている稀覯本も思い出す。

とりわけ美しいのはルネサンス期の時祷書。読むというよりは飾ったり、客人に見せたりすることを目的にしていたのだろう。

こういう凝った本を眺めていると、自分のウェブサイトは、まだまだこだわりが足りないと思われてくる。

フォントにしろ、配色にしろ、全体のデザインにしろ、こだわることができるところはまだたくさんある。せっかく自由気ままに遊べる空間なのだから、もっともっと凝ってみてもいいだろう。

そして美しい本を見て思うことは、やっぱり、本を作ってみたい、ということ。自分の思い通りに紙、文字、装丁に手間ひまかけて美しい本を作りたい。

本作りは老後の楽しみにする。いまはこうして美しいものをたくさん吸収する時期。


さくいん:海野弘東洋文庫ミュージアム


7/5/2021/MON
ワクチン接種、一回目

昨日、新型コロナ予防ワクチンの一回目を接種した。

会場は歩いて行けるところにある病院。行ってみると30人くらいの人がロビーのソファに座って待っていた。

注射は痛くなかった。健康診断の採血の方がよほど痛い。

ワクチンはファイザー製。接種部に重い感じが残る。腕が上がらないほどではない。

二回目は、28日に予約できた。

ワクチンを接種してから都議選の投票に行った。与党や多勢には投票しなかった。


7/6/2021/TUE
"himawari"、熱唱
カラオケの画面

先週の土曜日。月例の診察日。小雨のせいか、病院で待っている人はいなかった。

診察では映画『君の膵臓をたべたい』がきっかけに陥った強烈な悲嘆モードからは何とか脱したことを伝えた。カウンセラーを紹介してもらうつもりだったけれど、紹介できる知り合いはいないと言われてしまった。

薬局で処方された薬をもらってから、大型書店を2件まわった。目当ては講談社文芸文庫の福永武彦作品。どちらの書店にもなかった。ネットで買うしかないか。先に図書館で借りて試し読みをしてからにする。

書店のあとはランチ。煮卵子と海苔とチャーシューがのった豚骨ラーメンを食べた。

ランチのあとはカラオケ。緊急事態宣言が解除されたので、店は営業を再開している。

2時間、好きな歌ばかり唄ってスッキリした。

私のストレス・コーピングは、寝る・呑む・唄う。もう一つ、二つ、欲しい。

初めてMr.Childrenの"himawari"を唄った。映画『君の膵臓をたべたい』の主題歌。

涙をこらえて、2回、唄った。


さくいん:福永武彦『君の膵臓をたべたい』


7/7/2021/WED
読まれやすさの工夫

アクセス数は気にしていない、と書きながらも、やはり読んでもらいたい気持ちもある。

読みにくいサイトよりも読みやすいサイトの方がいいに決まっている。読んでもらうための工夫はする。

最近、三つの工夫を取り入れた。

一つめ。表紙の左上、最初に目に留まる場所に現在進行中の第六部へのリンクを設置。

二つめ。表紙の最上段に最新の長文へのリンクを付けた。現在は『ののはな通信』(三浦しをん)へつないでいる。

三つめ。箱庭(月毎のブログ)最上段に最新記事へのリンクを貼付。

表紙へのアクセスは一定数あるものの、そこから個々の文章へ進む人が少ない。

これで新規の閲覧者を表紙から最新の記事や長文へ誘導できるか。


7/8/2021/THU
上半期に読んだ本、ベスト10

今年は時の経つのが早い。もう半年が過ぎた。

ずっと在宅勤務でメリハリも起伏もない毎日を送っているせいだろうか。

強く印象に残る本を記録しておく。

今年の前半は、ネット配信で映画をよく観た。5月の連休以降は『キミスイ』に支配されたような2ヶ月だった。『キミスイ』に動揺したのは、2月に『親と死別した子どもたちへ』を読んだからだろう。この本はこの数年で一番大きく私に影響を与えた。死別や悲嘆に対する考え方が根本から変わった。これは上半期最大の事件だった。


さくいん:『君の膵臓をたべたい』辻邦生三浦しをんアガサ・クリスティー


7/9/2021/FRI
上半期に観た映画、ベスト5

昨日書いたように、Amazon Prime Videoの会員になってから、映画を前より見るようになった。Amazon Prime Videoは、元々は、携帯電話の契約を変更したときに1年間無料で付いてきたもの。

映画館にはまだ行っていない。ここでは6月までに家で観た作品から、気に入った5作品を挙げておく。ここに挙げた作品はきっと繰り返して観るだろう。


さくいん:『君の膵臓をたべたい』

ブクログ:映像


7/10/2021/SAT
素晴らしき哉、人生!(It's a Wonderful Life)、produced and directed by Frank Capra, based on "The Greatest Gift," by Philip Van Doren Stern、Starring James Stewart, Donna Reed, et al., Liberty Films, 1946
素晴らしき哉、人生!

映画史に残る名作という話は聞いていた。ようやく見ることができた。

映画史に残る名作と呼ばれる理由は理解できた。アメリカでは毎年、クリスマスにテレビ放映されるというのもわかる気がする。

主演の二人は『グレン・ミラー物語』のジェイムズ・スチュアートと『ベニー・グッドマン物語』のドナ・リード。アメリカの中産階級の良質な部分を好演していた。

でも、私は素直に感動できなかった。

情けは人のためならず

テーマはこのことわざそのもの。善行を重ねた人には善い報いがある。

それでは、自死した人で助からなかった人は、善行が足りなかったのだろうか。どうして「あの日」には、天使は現れなかったのだろう。「あの人」はいなくてもいい存在だったのだろうか。けっしてそうではないはず。では、なぜ⋯⋯。世の中、美談ばかりではない。

素直じゃない。余計なことばかり考えてしまう。

近頃、どうかしている。

蛇足。悪党に天罰が下らなかったことも不満だった。


さくいん:自死・自死遺族


7/12/2021/MON
海だ、葉山だ、江ノ島だ!
葉山公園から眺めた海 葉山公園から見えた江ノ島

日曜日、梅雨の中休みで晴れ上がったので葉山まで出かけた。

久しぶりに海を見た。まぶしい陽射しを照り返して銀色に光っていた。

海を見るのが久しぶりなら水平線を見るのも久しぶり。遠くに江ノ島が見えた。

海を見て、汐風に吹かれて、夏の陽射しを浴びる。心地よいひととき。

私のストレス・コーピング。汐風療法

気温も高かった。まぶしくて暑くて、今にも熱中症になりそうだった。

帰りに逗子駅前のスーパーで地元、小坪のタコを買って帰った。美味しかった。


さくいん:葉山


7/13/2021/TUE
中国の人名と地名の呼び方について

最近、新聞で中国の人の名前に現地発音が付されることが多くなった。例えば、習近平(シー・ジンピン)のように。いい傾向と思う。

名前や地名はその場所で呼ばれているように呼ぶのが自然。

中国の報道が日本の人の名前を中国語読みしているからといって、同じことをして対抗する必要はどこにもない。

英語のニュースを聴いていて一番苦労するのがこの中国の人名と地名。聴き慣れていないとニュースの肝がわからない。

英語では、Bachをバック、Parisをパリスと呼ぶ。日本では、現地で呼ばれているとおり、バッハ、パリと呼ぶ。もともと日本語は現地主義の傾向が強い。

現地主義といういい習慣を持っているのだから、中国の人名・地名も現地の発音で呼べばいい。その方が自然で合理的、と思う。

習近平に「シュウキンペイさん」と呼びかけても、振り向きもしないのだから。


さくいん:名前


7/14/2021/WED
カウンセラー探し

誰かに悲しみを打ち明けたい。そういう気持ちからグリーフ・ケアを支援してくれるカウンセラーを探しはじめた。

公認心理士や臨床心理士などの公的な資格を持っていて、なおかつ、グリーフ・ケアを得意分野と称しているカウンセラーは少ない。

あまり遠くても通えないし、あまり高くても賄えない。

それに私の場合、事情がかなり込み入っているし時間も長く経過している。ふだんは人に話さないような秘密でもある。それくらい、このことは心の奥底にしまってある。

一言で言えば、複雑性悲嘆

こんな状況、まず理解してもらうまでに時間がかかりそう。「心の整理」なんて簡単にできそうにない。

だからこそ、専門家の助けを求めている。でも信頼できる専門家はすぐには見つからない。

当面は、読書ワークブックでセルフ・ケアか。

大事なことを思い出した。今日は、大学時代の友人の命日だった。30年経った。悲しみに変わりはない


さくいん:悲嘆秘密


7/15/2021/THU
ひまわりと夕立
ひまわり 夕立

5時に退勤したあと、散歩に出た。久しぶりに離れた公園まで。

途中、今年初めてひまわりを見つけた。

公園脇のコンビニで缶ビール。揚げ物は我慢した。

ゆっくり家に向かって歩き出すと雨が降りはじめた。と思ったらみるみるうちに豪雨に。

ちょうど前に住んでいた団地のなかを歩いていたので郵便ポストが並ぶロビーで雨宿り。

「こんなときに素敵な人が現れないかと」思ったけれど、誰も通らず、一人で雨が止むのを待った。雨宿りしている間、ここに住んでいた頃のことを思い出していた。

雨が止んで立ち上がったとき、イヤホンではサザンオールスターズ「TSUNAMI」が流れていた。

思い出はいつの日も雨

そう歌っているけれど、ここに住んでいた頃を思い出すと雨の思い出は少ない。

いつか、今日のことを雨の日の思い出として回想するかもしれない。


さくいん:サザンオールスターズ


7/16/2021/FRI
気持ち、入ってない

軽うつかな、と思うような状態が続いている。

本を読む気にもならないし、音楽もラジオも聴いていない。

昼食を抜いているので、休憩時間の間は寝ている。夜もたっぷり眠っている。

仕事も、依頼ごとがほとんど来なくてヒマを持て余している。

ヒマなのだから、そういう空き時間に、本を読んだり、映画を見たり、語学を勉強したりすればいいのかもしれない。でも、そういう気持ちになれない。勤務時間であることを言い訳にして、何もせずにボンヤリと一日を過ごしている。

カウンセリングもどうでもよくなってきた。何もかもどうでもいい

もともと、梅雨の時期は毎年調子が悪い

いまはまるで気の抜けたサイダーのよう。

早く梅雨が明けてほしい。少しは気分も変わるかもしれない。

そんな願いよりも、まず自分の力で気分を制御できるようにならなければ。

こんなことを書いているうちに関東地方も梅雨明けした。夏気分に変える。


さくいん:うつ


7/18/2021/SUN
夜更かし

金曜日の夜、久しぶりに夜更かしした。

夕食後、バスケットボールの強化試合、ベルギー戦を見てから、映画『サマーウォーズ』。

自室に上がり、好きな映画の後半だけを続けて見た。

『君の膵臓をたべたい』『病院坂の首縊りの家』『悪魔の手毬歌』

『君の膵臓をたべたい』は、桜良が入院してから後を見た。「例えば、あたしが君をどう思ってるかは気にならない?」という台詞がいい。

『病院坂の首縊りの家』では、桜田淳子がいい。性格が真逆の二役を見事に演じている。劇中、歌も披露していてこれもいい。

『悪魔の手毬歌』は若山富三郎が助演。男の友情と老刑事の執念と中年男性の淡い恋心。ミステリとサスペンス以外の要素がよく効いている。

ジンのロックを呑みながら2時過ぎまで。近頃では滅多にないことをした。

土曜日は7時半に起きた。いつもより2時間近く遅い。午後にも昼寝した。


さくいん:『君の膵臓をたべたい』横溝正史若山富三郎ジン


7/20/2021/TUE
本は作らない

「本を作りたい」何度か書いてきた

最近、考えが変わった。このまま仮想空間で書き続ける。紙の本は作らない。

理由はいろいろ。最近の気分のせいもある。

お金がかかるだけ。

私の文章が読まれていないのは、形式のせいじゃない。中身の問題。

今月は月半ばで800程度しかアクセスがない。先月並みの1800も危うい。

紙の本を作ったところで読まれるわけではない。だから、本を作ることに意味がない。

文章と文章とのあいだの無数のリンクと文節で区切った行末。これが実現できなければ『烏兎の庭』ではない。

CDを作らず、配信だけで活動するミュージシャンもいる。ネットだけに発表する文筆家がいてもいいだろう。

かつ、私は無償で作品を発表するボランティア作家でもある。

紙の本を作ったところで、自己満足にしかならない。自己満足を賄う金銭的余裕はない。

同じお金を使うなら、家族で旅行に行ったほうがいい。その方がよほど記念になる。

この先、考えはまた変わるかもしれない。

とりあえず、今は「本を作る」はどうでもよくなった。


7/21/2021/WED
オリンピック開催強行に反対する

新型コロナの感染が拡大中であるにもかかわらず、IOC、組織委、政府、そして東京都は、オリンピック開催を強行しようとしている。

ここまできたらやるしかない

その考え方は、「急には止められない」と言い訳して、ポツダム宣言受諾を徒に遅らせた、先の戦争末期の政府がとった姿勢と変わらない。

テレビ番組で、スポーツジャーナリストの生島淳が、日本ではオリンピックが過度に神聖視されていることをあげて、今後、日本でもオリンピックに対する意識が変容するだろうと指摘していた。どのように変容するのか。

「世界的イベントの一つ」に緩和されるのならいい。金に汚れた、倫理観も責任感もない大人たちの悪の祭典。そういうイメージがついてしまうのではないか。

それとも、自らの非を素早く忘れやすい国民はこれから始まるメダルラッシュに歓喜して、「やはりオリンピックは素晴らしい」と思い直すのだろうか。それが一番怖い。


7/22/2021/THU
新しい扇風機

扇風機を買った。これまで使っていた製品はあまりにもボロくなった。

扇風機といっても、今回買ったのは首の長いサーキュレータのような製品。回転部分の径は短い。それでも、回転数が多いのか、風は強い。さらに上下左右に首を振るので部屋全体の空気をかき回してくれる。冬にも役立ちそう。

古い扇風機は2004年製。家電の耐用年数は過ぎている。ときどき、モーターが熱くなる。回ることは回るので、在宅勤務をしている私の部屋で日中使っている。

回転部分の覆いが取れてしまっているので、回転する部分に触ることができる。小さな子がいたら使えない。

私の部屋は風通しがいいので、ふだんは窓を開けて扇風機を回していれば、耐えられない暑さではない。汗をかいたら前夜の風呂の水を浴びればいい。

十代を過ごした実家にエアコンはなかった。今と同じように風通しのいい部屋だったので扇風機だけで十分涼しかった。エアコンをつけると部屋を出たときに身体がだるくなるので好きではない。むしろ、たっぷり汗をかく方が好き。水を浴びて、冷やした炭酸水を飲む。これが夏らしい過ごし方。

とはいえ、外が35度以上になると吹き込んでくる風も生温くなり、さすがに耐えがたい。一番部屋が暑い朝と日中の数時間は冷房をつけている。

夜も就寝時にはつけても冷房を長い時間つけることはしない。夏には汗をかきたい。


7/23/2021/FRI
君がくれる日常が、私にとっての宝物なんだ

『君の膵臓をたべたい』から、山内桜良の台詞。

余命一年の病に冒されているという秘密を知っていながら、それを意識して振る舞うのではなく、気に留めずに付き合ってくれる。それが桜良が求めていた日常。

桜良は、余命一年の病気だけではなく、秘密を抱えていることにも苦しんでいた。

秘密を知っている人は、秘密を抱えている人を特別扱いしてしまう。桜良の両親がそう。「日常をとりつくろうのに必死になっている」。

でも、秘密を抱える当人は秘密を無視されることも嫌がる。なぜなら秘密が当人の当人である中核だから。アイデンティティと言ってもいい。

だから秘密を知っているのに、それを慮ることをしない人に不信感を持つ。医者がそう。「真実だけしか話してくれない」。

秘密を知っていて、それでいて秘密を気にせずに、"普通に”過ごしてくれる。そういう人は確かに多くない。

映画では終盤、桜良は「寿命が半減した」という新しい秘密を抱える。そして、「日常」を守るために春樹にもそれを黙っていた。話してしまえば春樹も「日常をとりつくろう」ようになってしまうことを危惧したのだろう。それほどまでに桜良は春樹が持ってきてくれる日常にこだわった。

秘密を知られても、普通に過ごせる日常。普通はむずかしい、誰も教えてくれないから

私にとって普通の日常とはどんなものだろう。私にとってもそれは秘密と切り離せない。

他人事ではない。


さくいん:『君の膵臓をたべたい』日常秘密


7/24/2021/SAT
涼しい写真
スイレン スイレン 噴水 小さな滝

神代植物公園で撮った写真によく撮れていたものがあったので貼っておく。

最初の二枚は大温室のスイレン。あとはバラ園の真中にある噴水と水生植物園の清流。

大温室はモワッとした湿度の高い場所。撮った写真を見ると涼しげに見える。

今回は、名前のプレートは写さなかったの名前は割愛。

スイレンの写真をここで初めて撮ったのは2017年6月のこと。それ以来、何度か来ているうちに心が穏やかになる、私の「安全地帯」になった。

時には「緊急避難場所」にもなる。先日の日曜日はそうだった。スイレンを見ていると、ざわついていた心が落ち着いてくる。

こういう場所を、こういうひとときを、もっと増やしていきたい。

そして、落ち込まず、浮かれず、自分の力で心の安定を維持できるようにしたい。


さくいん:神代植物公園


7/26/2021/MON
在宅勤務のファッション

営業職をしていいた頃は夏でもスーツ上下を着ていた。もともとカチッとした服装が好きなので苦ではなかなった。

契約社員で内勤になってからは、上着は着ずに、半袖のボタンダウンを着ていた。パンツはサマーウール。靴は黒。内勤の中にはジーンズの人もいたけれど、そこまでカジュアルにする気はなかった。

そして在宅勤務の現在。毎日、Tシャツかポロシャツにハーフパンツで過ごしている。幸い会議は音声だけで顔は出さないで済んでいる。

シャツは買ったものは多くない。ほとんどが働いていた会社のノベルティ。イベントや社員旅行で配布されたもの。

なかには辞めさせられた会社や追い出された会社のロゴ付もあるけど気にしない。

これも私のキャリアの歴史。苦闘の遺産(レガシー)。大事にしている。


7/26/2021/TUE
私の秘密

私には、世間に隠している秘密が二つある。一つは心の病気のこと。一つは悲嘆に関わること。

うつ病については、ためらうことなくここで書いている。その一方で、悲嘆に関わるもう一つの秘密については、まだ歯切れが悪い。確かに徐々に包み隠さず書くようになっている。でも今も、直接的に書くか迷ったあげく、ここでは書かないことにした。それくらい、この秘密はまだ重い。

リアルな世界では、どちらについても話さない。打ち明けない。隠している。

秘密を知っていても、桜良にとっての春樹がそうだったように、普通に接してくれる友人もいる。ありがたい。そういう友人知人は大切にしたい。

この先、知り合う人に秘密を打ち明けることはもうないと思う。


さくいん:秘密悲嘆うつ病


7/26/2021/WED
卓球選手の雄叫びについて

世界ランカーが格下を相手にした試合で、点を取るたびに大声を出したり、ガッツポーズをするのは、カッコいいとは言えない。

もう少し厳しく言えば、マナー違反で品位に欠ける。大声や拳は威嚇にもとれる。

相手に向けて拳を突き出すのは言語道断。

例えば、横綱が土俵でガッツポーズをすると品格に欠けると批判される。それと同じ。

世界ランカーは格上選手らしく、横綱相撲を見せてほしい。


7/29/2021/THU
オリンピックはもういらない

なし崩し的にオリンピックが始まった。テレビはどこもオリンピックの話題ばかり。感染拡大の報道はどこへ行ったかと思うくらいに少ない。

オリンピックはその役目を終えたのではないか。そんな風に思う。

それぞれの競技はそれぞれ世界選手権を行い、世界の頂点を争う大会を定期的に開催している。それだけでも十分。多くの競技を同じ時期に行うことは、コストの負担も大きいし、観る方も疲れる。30種目を同時に行う必要性はあるのか。

あまり知られていない競技を観ることも、オリンピックの楽しみではある。そのスポーツにとっても知名度をあげるいい機会なのだろう。とはいえ、そういう競技も人気種目に埋もれてテレビ放映もされないし、視る方も30種目の競技はとても見切れない。

マイナー種目は人気のある種目と同時に世界大会を行えばいい。要するに、一度に30もの種目も行うことはやめて、3〜5種類で同時に世界大会を行えばいい。開催都市の負担も軽減できるし、1種目の世界大会より盛り上がるだろう。

オリンピックは巨大になりすぎた。もう一つの都市では、経済的にも物理的にもまかないきれない。弁当の大量廃棄は運営しきれないほどイベントが巨大化した当然の結果。

観る方も、30種目を短期間に観戦することはできない。結局、人気種目を観るか、結果をダイジェストで知るだけになる。

大会の規模が大きくなるのは、動くお金も大きいから。大会の規模を縮小すれば、怪しい招致競争もなくなるだろう。


7/30/2021/FRI
ミュージック・マガジン 2021年8月号 - 特集:松本隆、ミュージック・マガジン、2021
ミュージック・マガジン 2021年8月号

気になる音楽ライター、松永良平による松本隆のインタビューを読むために購入。

今では半分、神戸に移住している松本の東京へ視線は厳しい。

やっぱり、日本にしても東京にしても支配層のセンスが悪すぎるよね。アングロサクソンとかには、いくらお金を持っている層でも、センスがないと自然と阻害される文化がある。日本がそこがなさすぎるんじゃないかな

松本隆の書く歌詞に政治性はない。けれども、彼が言葉を紡ぐ姿勢は非常に政治的。「非・政治的な表現で政治を穿つ」姿勢。これは辻邦生の文章を読みながら気づいたこと。むしろ、「反・政治的」な姿勢は政治に取り込まれる危険がある。

政治的なメッセージを発信することだけが政治への関わりではない。非・政治的な表現を突き詰めることで、それは非常に強い政治的なメッセージになる。音楽や文学にはそういう役割がある。荒川洋治が繰り返す「文学は実学」という言葉も同じことを言っていると思っている。そして、松本隆の言葉には、非・政治的な表現を突き詰めた根源的な政治性があると思う。例えば、彼の言葉が80年代の言葉遣いに大きな影響を与えたことは間違いない。

言葉を換えると、「自由を」求めるのではなく、「自由に」歌うこと、生きることが政治活動になる。「自由」は副詞的概念

松本隆の作詞家生活、50周年を記念したトリビュート・アルバムが発売された。歌番組で何曲か聴いた。新しい試みがたくさんあることはわかるけれど、買う予定はない。

新しい音楽を受け入れられないほど歳を重ねてしまったというのか、未だに80年代に取り残されているというのか、オリジナルの方を好んで聴いてしまう。

私には『風街図鑑』があれば十分。


さくいん:松本隆松永良平荒川洋治80年代


7/31/2021/SAT
昭和歌謡、80年代編、10選

松本隆特集の『ミュージック・マガジン 8月号』。もう一つの特集が「昭和歌謡ベスト・ソングス 1980年代編」。

お気に入りの昭和歌謡曲リストは前に作ったことがある。

特集のランキングを見ながら、もう一度、私なりのリストを選んでみる。ランキングにはしない。順不同。前回のリストと重ならない曲を選んだ。

ロックやフォーク、ニューミュージックなど、色がはっきりしているものより、ジャンルが入り混じった歌謡曲らしい曲を選んでみた。

好きな作詞家は、松本隆、売野雅勇、康珍化。作曲家は、林哲司、筒美京平


さくいん:80年代久保田早紀クリスタルキング稲垣潤一杉田かおる山口百恵林哲司筒美京平