ベランダの水滴
6/3/2018/SUN
航空母艦いずも

6月2日は横浜開港記念日。船好きの母大桟橋まで連れ出した。

停泊していたのは新造護衛艦「いずも」。ヘリコプター護衛艦として建造されたが、貫通甲板の船なのでいずれ戦闘機を艦載する航空母艦として運用されると言われている。

考えてみれば、艦載予定のF35は滑走路を必要としないVTOL機だからヘリポートをもつ船ならどれでも発着艦できる。

自衛隊には災害時の救助活動という任務もある。広大な甲板は物資の輸送や緊急時の避難場所にも使えるのではないか。

実際、自衛隊が出動する事態は戦争より自然災害が多い。そういう場面も想定して装備も考えるべき。一言で言えば、自衛隊はサンダーバードになってほしい。

あまりの長蛇の列に艦内見学はあきらめた。


いずも いずも艦橋 いずも艦尾 いずも全景
6/4/2018/MON
偏見について

結局のところ、自分が抱えるさまざまな属性について、自分が偏見を持っているから他の人からも偏見を持たれていると思っている。

つまり、自分がほかの人に偏見をもたれていると疑心暗鬼になるのは、自分がその属性に対して偏見を持っているからにほかならない。


6/6/2018/WED
自死について

自死は、一部の例外を除いて多くの場合、「無責任な人が取った愚かな選択」ではない。

追い詰められて追い詰められて、もうそれしか選択肢がないほど視野が狭くなってしまった人に「起きる」事故。

「してはいけないもの」と考える人がまだ多いのは残念でならない。


さくいん:自死


6/8/2018/FRI
小説嫌い?

辻邦生『西行花伝』を読んでいる。

つまらないわけではない。でも、平安時代の人が現代語を話していることに馴染めない。古典の現代語訳には違和感を感じないのに。

そもそも私は小説をほとんど読まない。物語が好きではないと言う方が正しいか。テレビドラマも映画もほとんど見ない。

小説で読むのは私小説が多い。やはりエッセイのような文章が一番好きなのだろう

確かに辻邦生のエッセイは楽しく読んだ記憶がある。


さくいん:辻邦生


6/9/2018/SAT
烏兎動静

前夜早く寝たので5時起床

洗濯

朝食

外出、少し早歩きでウォーキング

お気に入りの公園で紫陽花を撮影

紫陽花 紫陽花

早朝一人カラオケ。ノドの調子が悪くて不満足

改装したK図書館を視察。ファッション誌を一冊貸出

娘のバイト先を偵察

病院

薬局

BKを食べるためにA駅まで3駅乗車。我が家の周辺でBKはここにしかない

ランチはベーコン・チーズ・ハンバーガー、オニオンリング、ビール

地下のスーパーで夕食の買い物

帰宅

近くのS図書館に予約資料を受け取りに。CDとファッション誌

借りたCDはDimension, "Fifth Dimension," "Sixth Dimension," "Best of Lang Lang"

NBA Final, Game 4のダイジェストを観戦

ビールを呑みながら餃子作り。BGMはさだまさし10周年記念ライブアルバム『書簡集』。

夕飯

『ブラタモリ』がないのでザッピングしながらテレビをあれこれ

入浴。BGMは飯島真理、初期のベスト盤「Varieé」

『西行花伝』を少し読む

22時、就寝


6/10/2018/SUN
福原愛について

伊藤美誠、中国選手を破ってジャパン・オープン、通称荻村杯で優勝。素晴らしい。

伊藤美誠のプレイは独創的と言われる。

確かにそういう面もあるがバック側表ソフトの前陣速攻型はもともと福原愛のスタイル。

バックスマッシュやロビングを台上で止めるストップなどは、中国にもいない彼女だけの技術だった。

福原愛は卓球の認知度を高めたタレント性だけでなく技術面での功績ももっと評価されていいと思う。

「福原愛論」を誰か書いてくれないものか。彼女には多くのユニークな面がある。

幼少期からのアイドル扱い、中国語が堪能で現地で人気の日本選手、そして、結婚発表時の過剰な露出⋯⋯⋯⋯。

もちろん、スポーツ史のなかで記憶に残る名選手としての福原愛

それぞれが、マスメディア、文化交流、ジェンダー、スポーツ・ドキュメンタリーの研究になる。

選手としての福原の頂点はロンドン五輪だったと思う。この大会は日本女子卓球界の歴史に残る分岐点。この大会以降、卓球は一躍人気スポーツになった。

人気と実力を備えた福原愛、急成長中の若手、石川佳純、そして、まだ「暗い」スポーツと言われていた時代から絶対王者だった平野早矢香

今日の大会では張本智和も中国のトップ選手3人を破って優勝した。これまた素晴らしい。

14歳の大活躍には、とにかく身体に気をつけて長く活躍してほしい、という言葉しか思いつかない。


さくいん:福原愛


6/11/2018/MON
6月の連休

何となく疲れている気がしたので金曜日の夕方に有給休暇の申請をして三連休にした。6月には祝日もないし台風が来てるし。しばらく一つの案件を任されて、週末にも気になるほどそれに手こずっていたせいかもしれない

6月は調子を落とすことが多い。それもあって早めに休みを取った。

土曜日の診察でS先生に話すと「自分から先手を打てるのはいい」と褒められた。それでも夜更かしはしなかったので今朝はいつも通りに起きた。

今日は何もしていない。午前中は少し眠った。そのあとは『庭』の掃除をしたり、雑誌を眺めたり、仏像のなぞり描きをしたり。

『西行花伝』は今ひとつ入り込めないので本函にしまった。代わりに買っておいた『正法眼蔵』を読みはじめた。現代語訳を読んでから原文を拾い読み。即座にわかるわけではないけれど、こちらの方がしっくりくる感じ。

研究者でも評論家でもないのだから、自分が読んで楽しい本だけを読めばいい


さくいん:S先生


6/12/2018/FRI
左手マウス

パソコンのマウスは左手で使う。右利き用をそのままで。

以前、右手の人差し指から手の甲、肘までの筋が痛くなることが多かった。マウスで右手人差し指を多用するからかもしれないと思い、左手で使い出した。

これが案外、便利だった。右手で電卓を叩いたりコーヒーカップを持つこともできる。

それで左手の人差し指は痛くなったかというとなっていない。いまだに右手の同じところがときどき痛くなる。

どうやら原因はスマホにあるらしい。

大判のスマホを右の掌にのせて、親指を遠くまで伸ばすと人差し指の筋までピクピク動く。しかも7 Plusはかなり重い。対処療法で痛みが激しいときには夜、湿布を手の甲に貼る。

スマホでゲームはしないので腱鞘炎にまではなってはいない。


6/13/2018/WED
「必読」に抗する

およそ読書に関する言葉のなかで、「必読」という言葉ほど傲慢で高圧的で、いわゆる「上から目線」の言葉はない。

オレは読んだ。お前らも読めよ!

「必読」の本音はこれ。

学校の課題図書ならいざ知らず、読書とは本来個人的な経験のはず

どんな本を読んでどんな感想をもつかは、すべて読み手の自由でなければならない

「必読」と詰め寄る人は自分の影響力を誇示したがっているに過ぎない。同時に語彙力の乏しさを露呈させているに過ぎない。

「必読」を使う人は世界の広さに対する思慮が足りない。自分が「必読」と思う本のほかにも有益な本があるかもしれないという想像力がない。さらに言えば、「必読」の本を読まなくても、日常のなかで深く思索し、強く行動している人がいるかもしれないということも考えていない。「必読」主義者は自分が読書至上主義者であることに気づいていない。

ほんとうに影響力がある人で、周囲に一目置かれている人ならば、「必読」という言葉を使わなくてもその人が勧める本は多くの人に読まれるだろう。影響力のない人が「必読」と言ったところで空しい荒野の叫びでしかない。

いずれにしろ、「必読」という言葉で押しつける本をその理由で読むことはない。


6/14/2018/THU
会社で笑う

いまの会社に入って1年半、初めて仕事で笑みがこぼれた、トラブル解決の最中に、声しか知らない別の部署の人と話しながら、「こういうの困りますね」。

そうだった。楽しいと思える仕事には仲間がいた。うまくいってもいかなくても、一緒に笑ったり悔しがったりする仲間がいた。

そういうことをもう何年も忘れていた。


6/15/2018/FRI
一区切り

今週はひとつ区切りがついた気がする。

これまでとてつもなく張り詰めた気持ちで出社していたことに気づいた。

少しだけ会社へ向かうときの気持ちが軽くなった。

明日は久しぶりに百貨店で買い物。買うものは決めてある。

週末を楽しみたい。


6/16/2018/SAT
夏服
Tシャツ

夏に向けてボーダーのTシャツを買った。こんなにシンプルなデザインのTシャツを買ったのは初めて。

そもそもTシャツを買ったことがほとんどない。ふだん着ているのは、両親が旅先で買ったものか、会社のイベントでもらったもの。

転職を繰り返したので、ロゴの入ったTシャツはたくさん持っている。


6/19/2018/TUE
W杯サッカー、コロンビア戦

生まれて初めてサッカーの試合を全編見た。

サッカー観戦を楽しめたのはバスケットボールの観戦を7年間続けてきたおかげもある。

今までサッカーは点数が少ないのでつまらないと思っていた。

パスを回して相手を撹乱しながら、いかにスペースを作るか、どこで相手のいないすき間に駆け込むか、シュート以外の場面が面白くなってくると観戦は俄然面白くなってくる。

サッカーもバスケットボールと同じだった。


6/20/2018/WED
よく眠れた

最近、よく眠れない日が続いていた。昨夜は久しぶりによく寝た。

週間睡眠表"></a>
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6/21/2018/THU
売る側と買う側

売る側から買う側に職は変わったけれど、人と関わり、説得し、納得させ、 行動を促すと言う点では何も変わっていない。

そこに働きがいを見つけられる人も多いだろう。

残念ながら私の場合、そこに苦しみを感じることが多い。

売る側と買う側、比べてみると、買う側の方が難しく大変に思える。職業としてクレームをつけたり、安く買い叩いたりしなければならないから。

仕入先に対して大きな顔ができるのは大きな会社のバイヤーだからなのに、自分の実力と勘違いして横柄な態度を取る人も少なくない。購買担当を長年すると性格が悪くなってくると言った人もいる。

今は「売ってもらっている」という立場なので大きな顔はできない。それどころか、営業職時代に身についたよく言えば腰の低さ、悪く言えば卑屈さが残っていて、買う側の主張を強く通すことができない。


6/22/2018/FRI
月誕生日

月命日があるのなら、月誕生日があってもいいだろう。

ちょうど今日は父の月誕生日。

先週と今週は日曜から木曜までの禁酒に成功した。

今夜は献盃。


6/24/2018/FRI
中井久夫 - 精神科医のことばと作法 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)、2017
鶴見俊輔 - いつも新しい思想家 (KAWADE道の手帖)、河出書房新社、2008
中井久夫 - 精神科医のことばと作法 鶴見俊輔 - いつも新しい思想家

8月にある斎藤環の講演「中井久夫を読む」に申し込んだ。予習のために中井久夫の未読の著作を読むことにした。斎藤環は『「社会的うつ病」の治し方―人間関係をどう見直すか』だけ読んだことがある。この本は「うつ」がテーマだったので手に取った。他の著作を読んでいないのは、おそらく「統合失調症」「ひきこもり」「ヤンキー文化」など、彼の著作のテーマが私の関心事とはすんなり重ならないせいだろう。

ただ、あちこちで対談や短文は読んでいる。Twitterもフォローしているし、気になる人であることは間違いない。今回、講演に申し込んだのは題目が中井久夫であるだけではなく、斎藤環の話を聴いてみたいという理由が大きい。

図書館に行くと、中井久夫の対談を掲載したムックを2冊見つけた。一つは原武史と、もう一つの相手は鶴見俊輔

鶴見のおしゃべりはとても面白い。難しいことを面白おかしく話す。ほとんどが知らない人や作品だけど、二人がハイレベルな「雑談」を楽しんでいることはよくわかる。鶴見俊輔は「会話」の人とあらためて思う。

『中井久夫』では、斎藤環が松浦寿輝と対談している。斎藤が医師としても、また文筆家としても中井に尊敬していることがよくわかる。講演が楽しみになってきた。


さくいん:中井久夫鶴見俊輔斎藤環


6/25/2018/MON
カラオケ、カレー、法務局

法務局に行く用事ができたので会社を休んだ。

午前中は久しぶりに一人でカラオケ

チューリップ「Sweet Memory」かぐや姫「今はちがう季節」、風「古都」を歌った。

今日は喉の調子も悪くなかったので十分に自己満足できた。

あとは定番「北帰行」"Georgia on My Mind," 「夏のクラクション」など。

ランチは、二人で”フレンチカレー"なるものを食べた。小麦粉とバターを使わない代わりにフォンドボーを使っているから”フレンチ”ということらしい。

ルウのとろみはなく、さっぱりした辛味で美味しかった。

肝心の役所の用事は書類を提出するだけですぐに終わった。書類に不備があると後で呼び出される。7月初旬までに呼び出しがなければ事務手続きは完了。

人生の"Mission"が一つ終わる。 残る使命は二つ。


さくいん:チューリップかぐや姫


6/26/2018/WED
CSS完成

これまでスマホではなぜか扉の画像が左寄りになっていた。

ようやく原因をつきとめた。もうスマホで見ても画面はブレない。

こういう些細なことでも目につくところなので上手くいくとうれしい。

そう思いながら見渡すと、第六部は画像位置は中央になっているのに、『庭』全体のトップページの画像は左にはみ出して右に不要な隙間ができている。

CSS道はなかなかに険しい。


6/27/2018/THU
健康診断"E"の衝撃

5月に受けた健康診断の結果が"E"だった。"E"の内容は「要精密検査」。そこまで酷いとは思っていなかったのでさすがに驚いた。

具体的に数値がよくないのは肝機能と脂肪。メタボリックシンドロームも進行してると指弾された。

体重が減らない原因はわかっている。再就職してからというもの運動量が格段に減った。

休職中はよく歩いていた。いまは電車に乗っている時間が長くて歩く時間が取れない。

意識して週末だけでももっと歩かなければいけない。

肝機能が悪い理由もわかっている。帰りの買い食いがよくない

駅前のコンビニで缶ビールと揚げ物を買う。ベンチに座り、呑む。これがよくない。

酒は休前日のみ。間食と買い食いはしない。

これを1ヶ月ほど続けていても体重に変化はない。代謝機能も低下しているのだろう。

何か思い切ったことをしなければ、現状維持さえ危うい。


6/28/2018/FRI
八木重吉文学アルバム、田中清光編、筑摩書房、1984

ツィートを見てから帰路、書店へ。

まだあったので即購入。

白黒ではあるものの、原稿やデッサンの写真が多くて読み応えあり。


さくいん:八木重吉


6/29/2018/FRI
平穏無事

今月は穏やかだった。深い抑うつも言い知れない不安もなく、異常な昂揚感や張り詰めた緊張感もなかった。

これが「普通の生活」というものか。

少し大げさでも「平和」と呼びたい

それならば、ようやくこれから始められる。

好きなことを楽しんだり、新しいことを始めたり。

明日はS先生に「調子がいい」と報告するつもり。


さくいん:S先生


6/30/2018/SAT
プーシキン美術館展 - 旅するフランス風景画、東京都美術館、東京都台東区

予想以上の混雑。それでもルノワールムーランドラギャレットの木陰」だけはじっくりと見た、同じ場所で描かれた「ぶらんこ」を思い出しながら。

1992年に冬にモスクワへ行っているはずなのに、極寒の記憶は東京の酷暑にかき消されてはるかかなた


さくいん:ルノワール