最後の手紙

烏兎の庭 - jardin dans le coeur

第五部

野島から見る東京湾

2017年12月

12/1/2017/FRI

Anger Management

三日前、腹わたが煮えくりかえるような出来事があった。

6秒待てば怒りは収まると聞いたことはあるが6秒待つと自棄酒を呑み始めそうなので帰宅してすぐ寝た。

おかげで記録的な快眠度。目覚めもよかった。

それでも、怒りは収まらない。

Anger Managementを就労移行支援事業所で教わったのにまったく実践できていない。

『庭』開園の記念日のためにあらかじめ書いておいた「とても穏やかな気持ちで迎えている」という一文は不可視にした。


こんな風に気分を乱高下させているようではいつまでたっても寛解などしない。

正社員になれないのも宜なるかな。


なぜ腹が立つのか、考えてみた。答えは、自分が否定されたから。

ただでさえ、周囲に疎んじられているという不安と懐疑を抱えているところへ、その証拠をつきつけられた。私は「否定」され、「排除」された。


就労移行支援事業所に電話をかけて相談に乗ってもった。少し気が楽になった。

来週は”assertive"な姿勢で事態に臨みケリをつける。この異常な心境も脱する。


12/2/2017/SAT

「最期の手紙」

12月1日、午後11時31分。とても尊敬している、大切な人から「最後の手紙」を受け取った。

翌日の今日、驚いたことに、ずっと探していた「最期の手紙」見つけた。

いや、この表現は正しくない。見つけたのではない、受け取った、と言うべきだろう

「最後の手紙」を残した人が「最期の手紙」を大切にしまっておいてくれた。

そして、自分が真白な手紙を残して旅立つ代わりに、懐かしい小さな文字がぎっしり詰まった手紙を受け渡してくれた。

これは偶然ではない。


「最期の手紙」はまだ読まない。その心の準備ができていないから。


「最後の手紙」を受け取ったので、「烏兎の庭 第五部 最後の手紙」は終わる。

誰かのさえずりを聞くこともないし、私がつぶやくことも、しばらくはない。

いまは、喪に服すとき。