2006年03月25日
かなまら祭り
来月の土日は既に花見や帰郷などでわりと予定が詰まっている。
その中で最もエキサイトなイベントは「かなまら祭り」であろう。
かなまら祭りとは、詳細を思い切りはしょって言えば、男根のおみこしを担ぐ祭りである。詳細を知りたい方は↓をご参考いただきたい。
■2005年のかなまら祭りの画像。
■TPOに合わせたイデタチのおしゃれな外人さん。
■2005年のかなまら祭りの日記→こちら
かなまら祭りを主催する神社の境内では、おみこしの他にも何本もの男根が迎撃態勢の整った地対空機関砲の如くそそり立っている。
去年僕は嫁と娘・R(2才)を連れてかなまら祭りを見に行き、その奇妙奇天烈な躍動にいたく感動した。日本人でよかったと思った。2006年の日程は4月2日であるゆえ、
「今年もかなまら祭り行くよね?」
嫁にその旨を伝えてみたところ、実はあまり乗り気ではないらしい。
去年見たからそれで充分だとのことで。川崎くんだりまで子供ふたりも連れて行くのはしんどい、と言うのだ。
そう、子供である。僕も正直なところ、子供達のことを考えると少し躊躇してしまう。息子・タク(5ヶ月)は問題なかろう。嫁はタクのアレは小さいと悩んでいる。そこで男根のおみこしにでも触らせれば、御利益にあやかること請け合いである。
ところが娘・Rは…女の子である。穢れなき生娘である。アレを2才女児に見せていいものだろうか…。このことなのである。去年のかなまら祭りでは、男根おみこしの周りの人ごみが凄く、ちびっ子のRは見ることが出来ないままその内昼寝してしまった。
しかし今年は知恵も付いてしっかりしてきたので、あの巨大男根をスルーさせることは難しいだろう。
「ぱぱ、あれは?」
こう聞いてくるのは必至であり、どう答えていいかまいっちんぐなのである。勿論僕やタクと一緒にお風呂に入っているので、アレ自体は見たことがあるのだが、それらはあくまでも平常状態のものであり、エレクチオンさせたものを見せたことはない(当たり前だ)
だからおみこしを見ても「あ、ちんちん!」とは分からず、聞いてくるはず。だからと言って
「あれがちんちんの真の姿なんだよ」
まさかまともに教えるわけにもいかんし。
僕はしばし考えて、結論を出した。こう解釈したらどうか。
おみこしをはじめとする男根像は守り神である、と。ヒンドゥー教でも男根崇拝があり、かなまら祭り同様、リンガと呼ばれる男根像を祀っている。そしてリンガはシヴァ神の象徴である。
Rもこの巨大男根のご守護を賜れば、うしろの百太郎もしくは「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンドのようにRを常に守ってくれ、将来どこぞの馬の骨とも分からぬ雑魚ちんちんなど跳ねつけてくれるのではないだろうか。
ちんちんを以ってちんちんを制す。そしてRの純潔は守られる。その御利益にあやかるためにかなまら祭りに参加するのだ。
…無理矢理デッチ上げた大義名分であるが、信仰のきっかけなぞこんなものであろう。これで大手を振ってかなまら祭りに参加出来る。
鰯の頭も信心から、である。
亀の頭もちんちんから、ではない。
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