2007年09月28日
オムツゴロウ王国
定めなき浮世に候へば、一日先は知れず候
朝目覚めると息子・タク(1才)は既に起きていた。
ふと、タクにトイレの練習をさせてみようか、と思った。タクはまだおむつっ子でトイレで用を足せない。トイレに座らせてもアレをいじくっているだけである。皆が寝静まった後の僕のようになってしまう。
徐々に慣れさせればいい、さあトイレに行こうとタクを呼ぼうとしたまさにその時、
「ぱぱ、といれ、いけ!」
逆にタクから僕の心を読んだようなタイミングで言われてしまった。しかも命令形。仕方がないのでその通りトイレで用を足して戻って来て、
「タク、お前もトイレでしてみようか」
ようやく言えた。タクの返事は
「してみてもいいよ!」
どうしてさっきから偉そうなんだろう。
じゃあおいで、とトイレの前まで来させてパジャマのズボンを下ろし、おむつを外してさあトイレトレーニング、としたところで
「やっぱり、やだよー」
お尻とナニをプルプル揺らして逃げられてしまった。
「こら、風もないのにブラブラしてんじゃない!」
全く最近のタクは服を脱がせるのも一苦労である。風呂に入る時は嫌がるし、着替える時などもこのようにふざけたりフェイントをかましたりでてんてこ舞いである。かくしてトイレトレーニングは今日もダメであり、そのまま着替えさせるのみに留まってしまった。しばらくして
「あなた…」
洗濯をしていた嫁がドスを聞かせた声で僕に迫った。
「あなた、タクのパジャマと一緒におむつも入れたでしょう!」
「えええー?!」
どやら先程タクとドタバタしていた時、脱いだ服と一緒にポイと放り込んでしまったらしい。しまった。タクを追いかけることに夢中になってつい…。
「服が全滅だよ!」
「ああああ、ごめんなさい…」
これを境に嫁は一日機嫌が悪く、夜、服を脱がせようとした時の難易度の高さはタクの比ではなかった。
夫婦の仲は仲おむつまじくいきたいものである。
問題:タクのおむつを替えてるとよく嫁に怒られることは何でしょう?
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