2007年09月27日
夢見る乙女と息子の底力。
Yes!高須クリニック!
Yes!プリキュアファイブ!
とうとう我が家にもプリキュアという名の黒船がやって来てしまった。開国してクダサ~イ。
3才ぐらいを境にして、女の子がはまるアニメはアンパンマンからプリキュアに変わる、という話は聞いていたのだけれども、ウチはつい最近までプリキュアを避けていたのである。
僕は辛うじてその名前と絵ヅラを知っている程度であったが、その5人のあられもない姿を見て
「これはまた格好のエロ同人マンガのネタ…この女の子達もそれはもう凄い勢いでやられちゃってるに違いない…不潔よ!」
と考えて娘・R(4才)に見せることはなかった。嫁は嫁で何かは知らんが思うところがあったらしく、同様に避けていた。
ところがRが幼稚園に入るとプリキュア大好きな友達が増え、Rはその子達とプリキュアごっこをしているらしく、
「きゅあれもねーど!」
何も情報を与えていないのにキャラの名前を覚えてくるようになった。となると
「プリキュアネタの会話やごっこ遊びについていけないのは可愛そうだなあ…」
外圧に負け遂に開国、じゃなかったプリキュア解禁となった次第である。テレビも見せ、絵本も買ってしまった。デラべっぴんを買うよりも恥ずかしかった。Rは速攻ではまっていく中でここで誤算がひとつ。
「たっくん、きゅああくあ!」
息子・タク(1才)もはまってしまったのである。
「ふむ。お前はキュアアクアが好きなのか。どんなんだっけ…」
僕はプリキュア5のキャラクターを学ぶこととした。
えーと…プリキュアっていつの間にプリキュアファイブ、すなわち5人になったのだろう。確か元はふたりじゃなかったか。5人でプリキュアファイブ。ふたりでもピチカートファイブ。
それはさておき。
キュアドリーム(髪がピンクの子)…ちょっと天然ボケのリーダー。勉強と運動は苦手。
キュアルージュ(髪が赤い子)…勝気でスポーツ万能。
キュアレモネード(髪が黄色の子)…現役アイドルとして活躍中。
キュアミント(髪が緑の子)…図書委員。博識。大和撫子タイプ。
キュアアクア(髪が青い子)…生徒会長。才色兼備。大富豪の令嬢。
(WIKIPEDIAあたりを参照)
なるほどよく分かった。
「タク、やめとけ。高嶺の花過ぎる。お嬢様は苦労するぞー。パパは無難にミントがいいと思うぞ」
「ちがう!たっくん、きゅああくあになるの!」
なんと。好きなのではなくキュアアクアそのものになりたいと言うのか。
「…男性採用枠はないと思うが、取り敢えず頑張れ。当たって砕けろだ!」
モロッコへ行こうがフィリピンに行こうが父は止めん…と、無責任な煽りを入れてしまったらタクはますます興奮し、
「ぷりきゅあ!」「あくあ!」
などと叫んでは
「おとこのこはぷりきゅあになれないの!」
とRからも言われていた。嫁によると既にRのプリキュアごっこ友達全員に
「たっくんはだめなのよ!」
と総ツッコミを受けているという。まだ2才にもならないタクにそこまで冷徹にツッコミを入れなくてもいいのに。人の情けというものがないのだろうか、この東京砂漠は。
かわいそうなタクのために、一曲歌おうではないか。
あなたがいれば ああ うつむかないで
歩いて行ける この東京砂漠
内山田洋とプリキュアファイブ。
問題:プリキュアを見て僕が一番あやしいと思うことは何でしょう?
答えはランキング2位あたりにあります→ランキング投票
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