2007年09月24日
泣く子と鬼嫁には勝てぬ
墓参りのため栃木の実家に帰っている。
実家に着くなり娘・R(4才)と息子・タク(1才)が僕の母に向かって
「欧米か!欧米か!」
とTPOを間違えた、かつネタとして旬を過ぎたツッコミをしていおり、母は
「栃木だ!」
と答えていた。つくづく我が家の血ってバカなんだなあ…と悲しくなった次第。
夕方、タクは喜び家の中駆け回り、Rは机でお絵描きをしていた。僕はそばでゴロゴロしていたら、Rがペンを落とした。
「パパ、拾って」
「自分で拾いなさい」
「パパ、拾って!」
「自分の方が近いだろう…君はどこのお姫様だ」
するとRはうわあああんと泣き出してしまったが、僕は甘やかさなかった。娘泣いてもペン取るな。それを見かねた母が
「あらあら何やってるの。それぐらいやってあげればいいでしょうに…」
ペンを取ってRに渡したのだがRは泣き止まない。
「パパがいいのおおおお!」
「ほら、お前がやってあげなきゃ」
いちいちちょっかいを出す母が鬼姑に見えてきたので、僕は鬼嫁になったつもりで
「お義母さま!宅の教育方針には口を出さないで頂けますか!」
あなたの歯ブラシで便器磨きますよ、と抵抗していたがそこに本物の鬼嫁がやって来て
「Rは疲れてて眠いのよ!だから機嫌悪いの!」
Rを抱き抱えて寝床に連れて行ってしまった。…鬼に子を攫われてしまった。
「あなたも寝れば?」
お前こそ機嫌が悪いじゃないかと思ったものの、僕もRと枕を並べて寝てしまった。
夕飯だぞ、と叩き起こされた時にはRも既に目覚めていて
「パパ…Rちゃんね、ねむかったの。だから泣いちゃったの。ごめんね」
なんと父に謝ったではないか。なんという素直な子なのだろう。
「Rちゃん…パパはね、いつかはRちゃんのそばを離れる時が来るんだ。だから、自分で拾えるものは拾うようにしておこうね…」
そして父の骨を拾ってくれ…と抱きしめたのであった。
今日の日記は涙でオチが見えません。
問題:実家で母が得意気に見せびらかしていたものは何でしょう?
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