2007年09月21日
かわいこ撮りっこ
我が子愛しやほーやれほ。
我が子を「可愛い」と言われるのは嬉しいものである。
先週の岐阜名古屋旅行では、息子・タク(1才)が何故か何度も可愛い可愛いと言われる場面に遭遇した。
電車の中でOL風美人に「カワイイ」と言われ、女子中学生に「やーんカワイイ」と立ち止まられ、競馬新聞片手の爺さんは無言であったがニチャリと笑ってチョコレートとポテチをくれた。
このOL殺しの女学生殺しのオヤジキラーめが。
もちろん僕も可愛いとは思っているけれども、こうまで言われ続けると
「そんなたくさん言われるほどでもないだろう…」
と疑問が浮かんで来てしまうのも事実である。ア・バオア・クーじゃなくて天邪鬼な僕。
名古屋で最も強烈にアピールして来た女性がいたのは、昼飯を食べる時に入ったひつまぶしの店。店内が混んでいたため、僕は名古屋の友達と別の席にいたのでその場にいなかったのだが、嫁の証言によると以下のような出来事があったらしい。
僕の母と嫁、娘・R(4才)とタクが座っていた隣にいた年の頃25・6の女性が、
「あらー、かわいいですねえ」
やたらとタクを気に入ったようで、おもむろに携帯電話を取り出し
「写真撮らせてもらっていいですか」
と、嫁にお願いしたという。
「は、はあ…」
嫁が断り切れずに返事すると本当にカシャカシャ撮り始め、またタクもお調子者なものだから
「だーうまさん、だーうまさん、にーあめっこしーましょ、あっぷっぷ」
と女性に向けてアッチョンブリケをかまし、
「キャー!カワイー!」
それもまた女性のツボにはまったようで、タクのむごい顔も喜びながら撮ったのだという。
「うーん。そこまでいくと引くよね…」
嫁の話を聞いた率直な感想である。僕もよそさまの小さな子を見て可愛いと思うこともあるが、そこまでしたいとは思わない。第一
「お、おたくのお嬢さんを撮らせて下さい」
なんて言おうものなら速攻でポリスメンが追い掛けて来るであろう。
「で、どんな感じの人だったんだよ。び、美人か?」
と嫁に聞くと
「それが…」
直接的な表現を記述するのは憚れるので、遠まわしに言うと「大相撲名古屋場所」みたいな感じであったらしい。見ず知らずの子供の写真など一体撮ってどうしようというのだろう。ちょっとしたことでもすぐデータ保存する世の中になって来ているのか。それとも
「ひつまぶし屋で隣の席にいた男の子ギザカワユス!(^ω^)
写真まで撮っちゃった自分キモス!(゜ω゜)(゜ω゜)
ひつまぶしおかわりしちゃったテラゴッツアンデス!
〓高見盛子〓 」
こんな文章と共にタクのアッチョンブリケ写真がどこぞのブログかmixiにUPされているのかもしれない。いずれにせよ僕もこのようなサイトで変な物の写真をUPしている身であるから、嫁と母のドン引き視線を受けつつタクを撮り切ったこの女性の肝の太さを見習わなければなるまい。
ただいまの決まり手は撮り切り。撮り切って高見盛子の勝ちである。
問題:お爺さんからもらったチョコを嫁はどうしたでしょう?
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