2007年09月07日
真剣1才しゃべり場
息子・タク(1才)と話していたら、タクがなんだかぺらぺらと会話にならないことを勝手に言い出した。
「もー、うるさいなあ、たっくんは」
「ん?自分で自分をうるさいと言うか?セルフ突っ込みか?」
「もー、たっくんがわるいんでしょー」
「ん?何か悪いことしたのか」
「たっくんはおもひろいねー」
「面白いっていうよりお父さんは訳分からないぞ…」
ああそうか、これは僕と会話しているのではなく…これは嫁の口調のマネだ!
「嫁、ここにオウムが一羽いるぞ」
「は?」
唐突に話を振ったので、また頭の中に精子が湧いたような事言いやがって、という顔をした嫁に
「お前、タクにいつも『うるさいなあ』とか『タクが悪いんでしょう』とか言ってるだろう?」
「まあそうかも。しょっちゅう喋ってるし、なんかしらやらかしてるし」
「今そのまんまオウム返ししてるよ」
と説明した。
「もー、うるさいなあ、たっくんは」
タクがもう一度オウム返しした。
「いやホントにうるさいのよこの子。1日中喋ってるもん」
「そうだな。1才11ヶ月にしてはえらい喋る」
「そうそう、こんなこともあったのよ…」
と嫁が語りだした話によると…。
娘・R(4才)のリトミック教室でのこと。タクはまだ対象年齢ではないので参加できないのだが、引率の嫁と共にその様子を見ており、気が向くとマネして歌ったり踊ったりしている。
ここでは何故かリトミックの先生だけでなく、そのパパ上(元英語教師らしい)も出張っていて
「ハローエブリワン、マイネームイズ”SABU-G”!」
彼がSABU-G(サブ爺)というニセ外人キャラに扮して行う英会話のコーナーがあるのである。
「ハロー、R!」
サブ爺がRに英語で挨拶をした。ここでRも英語で返事をしなければならないのだが、Rはどうもサブ爺のニセ外人特有のバタ臭いノリが苦手らしく、モジモジして答えられなかった。
そこにタクがスタスタとサブ爺のもとにやって来て
「はろー、さぶじい!」
と言ったものだから
「たっくん、すげー!」
先生・ママ達が皆大いに驚いた、とのことだ。
「わははは、『門前の小僧』を地で行くヤツだな、タクは」
うちの子は天才かも知れぬ。僕も嫁も弁が立つ方ではないのに、タクの会話の成長の速さはどうだ!
…と、すぐに図に乗ってしまうのが人の親の悪い癖である。二十歳過ぎたらただの人。僕も3才の頃に道行く車の車種を全て当てたらしいが今じゃただのエロオヤジ。所詮鳶は鷹を産まないのだ、ということをこれからタクの成長を見ていくにつれほとほと実感していくのであろう。
親の欲目も程々にしておかないと、期待が大きければ大きいほど、凡作だった時の溜め息も大きくなってしまう。
これを鳶が鷹オウム返しといいます。
問題:タクはリトミックのモノマネだけでなく、何をやらかしているでしょう?
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