2007年09月06日
ビルドアップ嫁がいびるど!
仕事から帰って来て外から家の窓を眺めると、明かりは既に消えていた。
いつもの光景である。
鍵を開けて家に入り寝室を覗くと、娘・R(4才)と息子・タク(1才)が布団の外まで転がって寝ていた。
いつもの光景である。
包皮口の径がかめあたまよりも狭いので、かめあたまを皮から出すとかめあたまの根元を締めつけ元に戻すことが出来なくなる。
カントン包茎である。
暗闇に目が慣れてくると、嫁が寝床にいないことに気付いた。隣の部屋だろうか。しかし明かりも無しに何をやっているのだろう…暗い部屋でやることといえばみだらなことか黒ミサぐらいしか思い浮かばぬ。どちらにしてもやだなあ…と恐る恐るフスマを開けてみると…
部屋の奥のテレビが点けられており…画面の光がモソモソ動く「何か」をぼうーと照らしており…
「うわああっいつもの光景じゃないっ!」
それがあろうことかスペースインベーダーのようにガニマタで手をブンブン振り回す嫁の姿だと分かるまで2秒ほどかかった。分かったら分かったでこれは怖い。
「あら…」
嫁はガニマタのまま振り向き、その青白く照らされた顔がニヤリと笑みを浮かべ…
(イメージ画像)
「ぎゃああああああ!」
テレビに目を移すと音量はかなり絞られていたが、完全剥けちんハゲ頭の黒人が「ワンモアセッ」などと偉そうに言っていた。
「ま、真っ暗ん中でビリーズブートキャンプやるなっ!」
腰が抜けそうになりながら辛うじて声も枯れ枯れ叫んだ。本当に怖い。勘弁してくれ。
「だってこの立ち位置だと、テレビに明かりが反射して見にくいんだもん」
「でも端から見ると相当マヌケだぞ」
百年の恋も醒めるどころではない。黒ミサの方がなんぼかマシである。これぞ奥様は魔女、とか言って魔女狩りプレイに持ち込むことが出来る。
「あなたもやりなよ」
「やだよ。別に太ってないもん。お前だって太ってないだろうが。なんでやるんだ?」
僕はわいせつ行為以外に汗を流すのは嫌いである。従って、僕が編み出したペニース暴徒キャンプならやってもよいぞ…とペニーバンド(ゴム製品)を装着して嫁に襲い掛かったところ、ビリーばりのパンチが飛んできた。
「これは闘いなんだ!…ってビリーが言ってた。ここはどこだッ!ブーキャンッ!これは闘いだッ!カウンティッ!カウンティッ!」
嫁はアメリカンマッチョイズムに洗脳されてしまった。凶暴化し、取り付くしまもない。よしんば力で抑えられたとしても、こんな嫁にみだらな気持ちを抱くことは最早不可能である。
僕は側で寝ている子供達の頭を撫でながら眠りに就いたのであった。
いつもの光景である。
問題:結局のところ、嫁はなんでブートキャンプを続けているのでしょう?
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