2007年08月24日
あなたの知ったこっちゃない世界
寝苦しくて起きてしまった午前5時。
ぬるい油の中をもがいていたような不快感で体が重く息が荒い。
二度寝する気にはなれず、寝室を出て隣の部屋でエアコンとパソコンの電源をつけた。新しく買ったパソコンのセッティングなどをしようと思ったのである。アプリケーションを入れたりデータを移したりしなければならない。パソコンがいくら高機能になってもこれだけはめんどくさいままである。むしろ高機能大容量になればなるほどこの手間は増えた。
アプリケーションを入れるのはインストール。ちんこを入れるのはインサート。アプリケーション・システム関連はCドライブに。画像や動画はDドライブに。カルロストシキはオメガトライブに…ひとつひとつ確認しながら以前のパソコン環境を整えていく。
ダウンロードしたりCDやDVDロムを引っ張り出したり、パスワードを入れ直したり再起動させられたり、作業を進めるのは骨が折れるものである。
エロ動画でも見ようか…とひと息ついた。みだらな目的ではない。ちゃんと見れるかどうかの動作確認をしなければならないので仕方ないな!と自分で自分を欺きながらパンツを脱ごうとして(みだらな目的じゃねえか)ふと視線がモニタから離れた時
「うわあああああっ!」
フスマの間から目が!今まで心霊現象未体験だった僕が、遂に…!とパニックになりながらよく見てみると
「Rっ!」
覗いていたのは娘・R(4才)であった。
「えへへへー」
フスマを開けるとぴょこんと僕の胸に飛び込んできた。よかった。エロス動画を見る前で、パンツを脱ぐ前で、本当によかった。
「ひょっとして起こしちゃったかな?ごめんなー」
「えへえ、まだ夜だね」
Rは嬉しそうだ。時計を見ると5時。空も明るく夜というより朝だけれども、嫁も息子・タク(1才)もまだ寝ており、自分だけこんな早い時間に起きているという非日常的シチュエイションがワクワクするらしい。
「寝直してもいいんだよ?」
「ううん、トイレいくー」
「おおそうか。じゃあ行こう」
インストールの後は娘のスカトールな朝であった。
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