2007年08月12日
水遊び場で火遊び
栃木の実家に帰ったが、暑さは東京と変わらないのでプールに行った。
「じゃあおばあちゃんもプール入っちゃおうかな?」
と母。
「はいろうはいろう」
娘・R(4才)と息子・タク(1才)は大はしゃぎ。
「でもおばあちゃんが入るとプールが溢れちゃうかも」
どんだけデブなんだよ。
ここは流れるプールや幼児用のプールが充実していた。というか市民プールなのでほぼ子供向けである。幼児用のプールには滑り台があって、
こんな感じのものなのだが、水に濡れてないと滑りが悪いらしく、常時監視員の女の子が付きっ切りで子供達が滑るたびにバケツで水をかけていた。
「ありゃ大変な仕事だなあ~」
と嫁と感心していたら、その女の子、よく見るととても可愛い。おそらく近所の女子高に通う女の子ではないだろうか。こうなったらRとタクを滑らせることをダシにして近付き、ナオンをパーナンするしかねえぜ。
「R、タク、あの滑り台やろー」
以下Rとタクの反応。
「やだやだ」
「くわい(こわい)」
…ヘタレな子供達…。
そうこうしている内にこれまた近所の高校生と思われる男の子4人組がドヤドヤとやって来てその女の子をナンパしまくっていた。なんと女の子もまんざらではないようで、すぐにじゃれあってしまい、キャアキャア言いながら男の子達にバケツで水を掛けてすらいる。
なにこのセミの交尾並みのくっつきの早さ…ていうか仕事しろよ。子供達滑ろうとして滑り台の上で待ってるじゃないか…彼女の数時間後の運命が手に取るように分かる。今はバケツで水を掛けているけれども、夜は男共にオケツに白い液体を掛け捲られるに違いない。
いいなあ、若いって…幼児用プールに土座衛門のように腐って漂っていたら
「じゃああなたが滑り台やってみたら?」
嫁が指差したのは、高く高くそびえ立つウォータースライダー。50mとか書いてある。実は僕はこの手のものはやったことなかったので、まあ滑り台に毛が生えた程度だろうと思い、まだ毛が生え揃ってなさそうな少年達に混じって並び、滑降した。甘かった。
加速度が半端じゃねえええ!パネエくらい加速する!速い!今僕の速度は松坂の投げる球を超えたのではないか。ダルビッシュの手の早さよりは確実に速いだろうとか考えていたらあっという間にずぼおおんと水中に叩き込まれた。
鼻に水が入って痛い。あと何故か腰が痛い。ゲホゲホと嫁の前に戻ると
「やってるのは子供達ばっかりなのに、いいオヤジがひとりで恥ずかしい。プ」
この場で犯してやろうかと思った。ところがRとタクは
「ぱぱ、すごおい!」
「ぱぱ、かっこいーね!」
父の直滑降を素直に感心しており、図らずも父の威厳度及び尊敬度がアップしたようだ。
やがてプール遊びを終え実家に帰ると、嫁がどうも頻繁にトイレに行く。さてはアレが始まってしまいまぐわい不可なのかと焦ったところ、
「お腹が下って…なんだろ…プールで冷えたのかな…」
嫁の腹が直滑降していた。
問題:母が僕に言ったうるさいひとことは何でしょう?
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