けんかをやめて。ふたりをとめて

最近口より手が出るのが早くなっている息子・タク(1才)

僕は口よりも手よりも股間が早いので最早セクハラオヤジにてダメである。

以前の日記に、娘・R(3才)がタクに叩かれて泣いてしまったのでタクに謝らせたことを書いた。その時はタクに謝らせるよりもRに「やり返せ」とけしかけようか、と迷ったのだがそれは言わなかった。しかしあれから相変わらず

「たっくんがぶったー!いたいよー!」

Rはタクにやられっ放しであり、タクに「謝れ」と言っても

「ごめんねー。えへへ」

謝る事は謝るのだが超ニヤニヤした顔で舐めくさっている。形だけの謝罪になってきた。「ねえねをぶっちゃダメ」と叱っても5分後には忘れるので

「やられたらやり返せ」

ついに平和路線からレジスタンス路線に変更すべく、Rに檄を飛ばした。姉弟間で目には目を…という掟は不毛だが、このままではRにあまりにも抵抗がなさ過ぎる。僕にチクリを入れるだけで自分で立ち向かおうとせぬ。小学校の社会の授業で覚えたての「ガンジーの無抵抗主義」などとほざく奴は大抵ボコボコにされる。力なき正義は無能である。力なき性器は不能である。

「いいかいRちゃん、自分の身は自分で守るのだ!やられたらやり返せ!」

おっとり屋過ぎのRにはこれぐらいけしかけた方がちょうどいいのかもしれない。

腕白でもいい。逞しく育って欲しい。

そういう親心でRの背を押したところ

「やりかえせー、やりかえせー、やーらーれーたらやりかえせー」

Rは妙なマーチ調のメロディを付けて「やりかえせー」と叫びながら勇ましくズンタカタッタズンタカタッタとタクに向かって進んで行った。いいぞその調子だ、と見守っていたのだが、結局はタクにまたやられて

「おとうさああああああん!」

口ばっかりで何も変わらなかった。やはり三つ子魂は百まで。そうそう変わるものではないか…。これは嫁に関しても言える。嫁は契りというか房事というかそういうエロス事に全く淡白である。

「ゴハンにする?お風呂にする?それともアタシ?」

なんてことをテレビやマンガではよく見るが、自分から迫ってくる妻なんて本当にいるのかと思ってしまう。僕がいつも

「ほらほら、僕のパンツの中からビリーが出てきたよー。頭の形がそっくりだね。ワンモアセッ!」

必死に嫁の気を引こうとしていちいちバカみたいである。それでも子供ふたりという実績もあるし、まるっきり乗ってこないわけではないのだが、契ったら契ったでただ寝てるだけというか…マグロというか…。

子供達と嫁に願うことはそれぞれただひとつ。

子供達は腕白でもいい。逞しく育って欲しい。
嫁は淡白でもいい。いやらしくよがって欲しい。


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