2007年08月01日
腹サイト・デブ
日曜日は風邪でくたばっていたが、家でゴロゴロしていると嫁に廃棄物扱いされるので、子供達を公園の幼児用プールに連れて行った。
その名も「しゃぶしゃぶ池」
ここに来る度に「何故しゃぶしゃぶ?」と思う。「じゃぶじゃぶ池」の方が自然なネーミングである。水遊びじゃぶじゃぶ、とか。しゃぶしゃぶ、という擬音はあまり使わないのではないだろうか。もしかしたら
子供達は水着を着ている→すなわちパンツはいてない→
ノーパン→しゃぶしゃぶ
という区役所公園課が密かに意味を込めた連想ゲームなのかもしれない。いずれにせよ僕は到着してからシートを敷き、風邪薬をばらばらと5錠ほど手の平に落として飲み、
「しゃぶしゃぶ池でシャブシャブ漬け~」
という現状に合ってるっちゃあ合ってるのだが。
「さあ、遊んで来い」
娘・R(3才)と息子・タク(1才)をプールに解き放つ。しかしタクは決して入ろうとせず、水っぺりのプールサイドに留まってひたすらおもちゃのコップでバケツに水を入れていた。
「…楽しい?」
「うん」
「プール入らない?」
「やーだー」
まるでガンジス川で洗い物をするインド人、または「お婆さんは川へ洗濯に行きました」状態。いくらやってても桃は流れては来ないというのに。うんこは流れてくるかもしれないけど。
一方でRは元気に水の中で遊んでいた。今日の水着は
こんな感じのもの。上下セパレートである。それがいけなかった。Rはお腹が出ているので、動いているうちにデッパラが水着のボトムの方を圧迫し、どんどんずり落ちて行くのである。
お腹が水着を割ってポコーンと出てしまって、後姿は半ケツというひどい状態。
イメージ図。
「あ、Rはまだ幼児体型だから…」
いくら自分で自分を言い聞かそうとしても、幼児体型という言葉ではとてもフォロー出来ないくらいの、今くるよ級の太鼓腹。
今くるよ(左)
彼女のように叩いたらさぞかし「しぱーん」といい音がするだろう。どう見ても幼児体型というよりメタボリック。それぐらい貫禄があった。
我が娘がそんな姿を晒しているのを見過ごす訳にはいかない。僕はひたすらRの水着をずり上げることに専念した。
ぴぴーっ。
監視員が休憩時間になったことを知らせた。Rとタクをプールサイドに引き上げさせ、シートの上に座る。おやつでも食べさせるか…とバッグをゴソゴソ探って、
「はい、食べるか?」
と振り向いた時、Rは自分の腹をブヨブヨと楽しそうに揉んでいた。
「ぱぱー。Rちゃんのおなかー!」
「や、やめなさい、そういうことは…」
かつて母が鏡餅のようなどうしようもない三段腹をもにゅもにゅとつまみながら僕に言ったことがある。
「肉のつかみ取り。つかんだ分だけあんたにあげるわ」
「いらない。それよりも息子に絶望的なもの見せないでくれ」
頼むからおばさんみたいなことはRにやって欲しくなかった。
「で、おやつ食べるの?」
「たべるー」
メタボリックなお腹でおやつをむさぼりっく…。
問題:プールで僕が「老いたな」と感じたことは何でしょう?
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