2007年07月30日
盆踊りで盆ソワール
隣町の盆踊りに行ってみた。
うちの町内の盆踊りは先週だったのだが
「●●町の盆踊りは今日なのよ」
と嫁が言ったのを娘・R(3才)が耳聡く聞きつけ
「おまつりいきたーい!」
それを聞いた息子・タク(1才)も
「たっくんも、いきたい!」
ふたり揃って行きたい行きたいと大合唱。先週の盆踊りと一緒だよ、と言っても治まらず、
「じゃあ、行くときは一緒よ…」
ということになった。会場の公園に着いた時には
「ひーとが輪になぁるー、輪が人にーなーるー」
東京、東京、大東京~の大東京音頭の真っ最中。嫁がその踊りの輪の中の人を見て
「あっ!盆マスターがここにもいる!」
と叫んだ。「盆マスター」とはうちの町内の盆踊りに毎年必ずいるおじさんある。踊りがオーバーアクションというかエキセントリックというか、とにかく目立つ。文章で表すと難しいが、ルー大柴が
「ピープルがサークルになる!サークルがピープルになる!トキオ!トキオ!ビッグシティトキオー!」
熱気とウザッ気ムンムンで踊っているような、そんな雰囲気である。昔隣に住んでいたイギリス人のジェームス君が、背中が汗でびっしょりになっている彼の踊りを見て衝撃を受け、
「He is Bon-master」
と名付けた事に由来する。
「さすが盆マスターだわ。こっちまで遠征に来ていたのね」
「つーか僕らもだろ…」
会場では踊っている子供達に紙パックのりんごジュースが振る舞われた。Rとタクも頂戴して飲んでいたが、その時盆マスターがジュースをチューチュー飲みながら颯爽と通り過ぎて行くではないか。
「子供しか貰えないのに何故盆マスターが?
「彼はVIP扱いなのか?さすがだ…」
嫁とキャアキャア騒いでいたら、
「あの、余っちゃったんでどうぞ」
僕らも貰ってしまった。そういうことか。すいませんよそ者なのに。
それにしても盆マスターである。その熱心な踊りっぷりから盆踊りが大好きだということは良く分かる。しかし孤高のオーラが漂っていて、なかなか話しかけられる勇気はないのだが…町内の盆踊りでも見かけ、そしてここでも見かけ、もしかしたら彼はこの時期、各地の盆踊りを渡り歩く旅をしているのかもしれない。
そうだとしたら是非応援したい。多くの人に彼の踊りを見てもらいたいからである。
盆ボヤージュ。
問題:屋台のおやじに言われて腰が砕けたギャグは何でしょう?
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