2007年07月28日
アタック野獣GO!
子供を寝かせる時には子守唄やら物語を聞かせるのがメジャーであるが、うちの場合は何故かアンパンマンクイズになってしまった。
「もんだい」
布団に入ると娘・R(3才)が問題を出せとせがむ。
「ねむねむの実はどんな形をしている?」
「おほしさま」
「オカリナ姫の好きな歌は?」
「てのひらをたいように」
「ハピーとアンパンマンが一緒に戦ってやっつけた蛾のお化けは?」
「ぐりんが」
もう何度も見ているのでカルトクイズばりの難易度である。こうして問題を出し、頃合を見計らって更に難しい問題を出すと
「えーとねー、えーとねー」
と繰り返しながら寝てしまうのが常である。
そんな寝床クイズを永らく見聞きしていた息子・タク(1才)も、だんだん賢くなってきたせいか、遂に参加表明をした。但し「もんだい」とはまだ言えなくて
「ぽんだい」
である、何故半濁音。
「じゃあねー。アンパーンチってやるのはだあれ?」
「あんぱんまん」
「正解ッ!では次の問題。アンパンマン、新しい顔よー!って言う女の子はだあれ?」
「ばたこしゃん」
「その通りッ!では次の問題。はっひふっへほー!って言うのはだあれ?」
「ばいきんまん」
「残念ッ!正解は…和田アキ子!」
たまに引っ掛け問題を出しながら気分は出題者・児玉清。しかし問題は多くは続かない。タクは主要キャラの名前ぐらいしか答えられないので、易しい問題を出すのが大変なのである。
「ぽんだい」
次のポンダイを、と急かされるがもうネタ切れで頭に思い浮かばない。
「うーん。もうおしまいね。早く寝なさい」
そろそろもう寝ても良かろう。Rとタクが寝た後、僕は嫁に大事なだいじなアタックチャンスを仕掛けようと考えていたのだ。
「さあ、アタックチャンスの狙い目は何番?」
「本番!」
と飛び込んで行きたいもの…だがタクは許さなかった。
「ぽんだい!ぽんだい!ぽんだいー!」
「お前がポンダイ児じゃー!」
と言ったところでタクが大人しくなる筈はないので
「インカ帝国初代皇帝の名前は?」
めちゃくちゃ脈絡のない問題を出したところ、
「えっとねー。えーとー…zzz」
他愛のないものである。考えながら寝てしまった。Rもこの時は余程眠かったようで、クイズに参加せず先に寝てしまった。但し嫁も既に寝てしまっていた。3人ともお眠りッ!清びっくりッ!
アタックチャンス失敗。僕の変な部分だけ
「残念!お勃ちになってしまわれた!」
になってしまったのであった。
ぽんだい:インカ帝国初代皇帝の名前は?
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