2007年07月25日
北の国から2007~ススキノ
札幌へ出張して来た。
羽田空港から飛ぶ予定になっていた。ちょうど娘・R(3才)と息子・タク(1才)に「乗り物の絵本」を読んでやっていると
「ひこうきにのりたーい」
と必ず言うので、仕事とはいえ僕だけ乗るのは後ろめたいと考え、出張することは嫁にだけ伝え、特に子供達には何も言わないでおいた。ところが出発の朝、
「おとうさん、ひこうきのるの?」
Rが羨ましそうな顔をして言うではないか。
「嫁、ばらしたな?」
「あ、いやー。あはは」
オナニーを親に見付かった時のようなバツの悪そうな顔をする嫁。お土産にはカニでも買ってやろうかと思っていたが、この時点で「まりもっこり」レベルに下がった。
「Rちゃん、君はもうちょっと大きくなったら乗せてあげよう。ポケモンジェットがいいなあ。いつか乗ろうなあ…」」
すまぬ娘よ、今はこう言うことしか出来ぬのだ…と、取って付けたようなフォローをして出張に向かったのである。
札幌の地に降り立つと早速至る所に土産屋が目に付き「トドカレー」「熊カレー」なる怪しげな缶詰が目に入り、15年ほど前に初めて札幌に来た時のことを思い出した。
あの時は小樽のペンションに宿を取っていた。そこの料理人は何故かインド人で、僕は変な時間に空腹を覚えインドシェフに何か食べるものはないかと聞いてみたところ
「カレーナラアルヨ」
とカレーを食べさせてくれた。ていうかそのペンションの食事はカレーしか出なかった。あの彼は今元気なのだろうか、カレー以外のレパートリーは増えたのだろうか。
仕事は予定通り翌日に終わり、帰りの飛行機の時刻まで少しだけひとりで札幌の街を歩く時間が持てた。そこで僕はお土産を物色するついでにささやかな趣味である「笑える風俗店撮影」を決行した。幸い札幌は有名風俗街「ススキノ」がある。絶好の機会であった。
「ヌケルンジャー」
以前「コスプレ戦隊キャバレンジャー」という店を見つけたことがあったが…。
「ヌレヨンちんちゃん」
この写真を元ネタ出版元・双葉社の友人に送っといた。
「あしたのニョー(尿)」
「尿」を前面にフィーチャーしたこの店のコンセプトは…一体どんな尿プレイが…想像だけで真っ白な灰に燃え尽きれる。
「マツタケキヨシ」
西川口でも同名店があったが、そっちの方がマツモトキヨシのロゴそのまんまパクリだった。
「性器の味方!?黄金マット」
黄金マットでおっちゃんの黒バットを…。
「内閣ヘルス大臣」
キャッチコピーは「美しいクンニ」だったりして。
とまあこんな感じでさすがは北国の一大桃色遊戯街ススキノ。大変満足して帰りの飛行機に乗ったのであった。
「ただいま」
家に着いた頃は嫁だけが起きていた。
「飛行機どうだった?ポケモンジェットだった?」
「いや、JALだったから」
「そっか。ポケモンジェットはANAだっけ」
「何の飾りっ気もない地味ーな飛行機だったよ」
「あ、そう」
「薄汚れた感じの白一色で、乗ってる間何かに似てるなーって思ってたけど今分かったよ」
「え、なに?」
「座薬」
「あはは」
座薬だけに、JALではなくANALだったらよかったのに。
問題:色んなお土産がある中で、一番驚いたものは何でしょう?
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