2007年07月13日
Hagi's moon
日曜日のオフ会で一緒に遊んだ「小春日和」のまあこさん。
横浜の元町商店街を歩いている時に悔しそうに言っていた事があった。
「みんなにお土産を用意したんだけど、家に置いてきちゃった…」
「どんなお土産だったの」
「萩の月」
それは仙台銘菓。仙台といえば萩の月と言ってよい。あと牛タン。あと伊達正宗。あと高校の頃クラス一番のドエロで、東北大学に行った石川。
これが萩の月。「仙台に銘菓あり」と自負するキャッチコピー
ちなみにこれは我が地元栃木が誇る萩の月のパクリ、「みかもの月」
「関東平野に銘菓あり」とキャッチコピーすらパクる。
僕は萩の月が大好きだったので、それは残念だなあと思っていると
「仙台に戻ったら、かじりんに全部送るからね」
と言ってくれた。
「いいの?ありがとう。子供達も大好きなんだよ」
「ただ賞味期限がねえ…やばいかも」
「大丈夫大丈夫…」
その時は賞味期限など大した問題とは思っていなかった。賞味期限2週間後の萩の月を食べても平気だったし、賞味期限切れの嫁女体に夜な夜な迫っていることだし。
そして数日後、まあこさんから「送ったよ」との連絡があり、今日がその届く予定日であった。夜、残業をしながら
「もう届いてるかな…嫁達、食べてるかな…」
と考えていたが、届くことを嫁に伝えていなかったことに気付き、鳥肌が立った。嫁はまあこさんの本名は知らぬ。まあこさんは本名を書いて送ると言っていた。すなわち嫁は今頃
「どこの女からよーッ!」
小包を見て発狂しているのではないかと恐れ戦いた。まあこさんはちゃんと「嫁ちゃんにも伝えておいてね」って言っていたのに…。
このままでは萩の月どころか運の尽きになってしまうと慌てて家に電話し、その旨を伝えたら
「届いてるよ。多分まあこさんじゃないかなと思ってた」
わりと勘のいい嫁であったので一安心した。しかしこの勘は時々ギャルとこっそり遊ぼうとすると恐るべき精度でそれを嗅ぎ当てる諸刃の剣なのであるがそれはまた別の話。
夜中家に帰ると、小包が未開封のままドンと机の上に置かれていた。開けてみると萩の月とチョコクリームバージョン「萩の調べ」がそれぞれ8個ずつで計16個。
賞味期限は12日とある。今日は12日である。しかもあと1時間ほどで13日。
兎にも角にも冷蔵庫に入れなければ、と詰め込んだのだが
「れ、冷蔵庫に入り切らない…」
いくら賞味期限を気にしていなかったとはいえ、さすがにこれだけの数があるとちょっと僕もびびってしまうが…。ともあれ1個食べてみたところ、ああ、やはりおいしい。まあこ、ありがとう(何故か呼び捨て)、お礼にメイドクッキーでも送るよ…。
萩の月の後は荻の式、と嫁に迫ったら罵倒された。
萩の月に代わっておしおきよ、というやつである。
問題:7月12日は大切なメモリアルデーなのだが、何の日だったでしょう?
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