2007年07月02日
髪を切った嫁に、違う人みたいねと
嫁が髪を切りたいのだという。
髪を売って貧しい家計の足しにする…という山内一豊の妻的内助の功かと思ったら違った。単に暑いから切りたいだけらしい。
その間僕は娘・R(3才)と息子・タク(1才)と留守番である。
「公園でも行くかね」
嫁にその旨をメールで伝えて子供達を公園で遊ばせた。Rとタクは砂場で遊んでいたが、すぐそばのベンチでホームレスおばさんが寝ておりなんだか臭い。その内起き出して残飯をぶちまけると、鳩がばたばたと寄ってきてやっぱり臭い。
平成の楢山節考…姥捨て山…明日は我が身…ラブミーテンダー…などと現代の社会問題を一瞬考えたが、Rがバケツに水を汲んで来いとかタクが喉が渇いたとか言うので考える暇もなく使いっ走りをやらされていた。
そこにまた麗子微笑像のようなおばさんが遠くの公園の入り口から歩いてくるのが見え、ここは本当の姥捨て山なのかと思ったら嫁だった。流行の髪型とかそういうのとは程遠く、取り敢えず暑苦しいから切った、的な投げ槍ヘアスタイル。
「随分と短く切ったなあ」
「またしばらく美容院なんて行けないでしょ!」
ふたりの子供を抱えていると、なるほど子供を置いてそうそう美容院に行けるものではないし、家計的にも苦しくなる。女はこうしておばさんになっていくのだなあ。
「いつも苦労かけてすまないねえ…」
自分の美容より扶養のことを考える嫁。内助の功。
でも僕は内助の功より柴崎コウのような奥さんがいいなあ。
問題:残飯を撒かれた公園はその後どうなったでしょう?
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