芸術の初夏

横浜美術館の「親子のフリーゾーン」に行って来た。

これは指定された日曜日に、無料で紙工作・ペインティング・粘土遊びが思う存分出来るイベントである。

娘・R(3才)は粘土が大好きで、幼稚園でよくやっている。なので最初は粘土コーナーで遊ぼうとして係員がたっぷり粘土を配ってくれるところに赴いた。

「さあR、好きなだけ粘土で遊ぶがいい!」

「やだ」

「えー!」

この日のRは何故か朝からご機嫌斜め。初潮でも来たかと思ったら

「寝不足なのよ」

と嫁。前日遅くまで起きていたくせに朝は僕より早く起きてしまったのである。

「じゃあ紙工作にしようかね…」

紙やハサミを持たせたところようやくエンジンがかかってきた。息子・タク(1才)も紙やペンを持って彼なりの芸術を表現していた。

子供のフリーゾーン
切ったり貼ったり描いたりしているRとタク。

親子のフリーゾーンは10時から11時半まで。工作がひと段落してそろそろ後半戦に差し掛かってきたあたりで

「R、タク。じゃあ次はお絵描きしてみようか」

フリーペイントコーナーに移動した。ここでは壁や床に思いっきり絵を描きまくれる。汚れてもいいように嫁のいらないTシャツを被せて絵の具をもらって筆でペタペタ。

子供のフリーゾーン子供のフリーゾーン
ペイント中のRとタク。

「はいみなさん、そろそろお片づけしてくださーい」

係員がそろそろ終わりの時間であることを告げた。参加者は遊んだ工作物の片づけとペイントを洗わなければならない。

「はいRとタク。君たちもキレイキレイしようね」

と筆をスポンジに持ち替えさせてたらタクがなかなか止めようとせず

「おえかっき!おえかっきー!」

「おお!画伯がやる気を出しまくってる!」

「つーかもう終わりなんだよ!」

なるほどこの「親子のフリーゾーン」、子供の情操教育及び創作意欲を引き出すにはとても良いイベントであるな、と思った。

「夫婦のフリーゾーン」というのもあればいいのに。親子のフリーゾーンでモノ作り、その後夫婦のフリーゾーンで子作り、で少子化対策にもバッチリである。

問題:Rがフリーペインティングで学んだことは何でしょう?

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