ニンテンドー忘れてんどー

ゴールデンウィーク前半戦は栃木の実家で過ごす。

出掛ける前から娘・R(3才)はテンションが高まっていた。

「Rちゃんねえ、メガネのおばあちゃんだいすき!」

僕の母はメガネをかけている。嫁の母はかけていない。Rはふたりの「おばあちゃん」をメガネの有無で区別することを計っているらしい。そして弟のタク(1才)に

「たっくんはメガネのおばあちゃんとおばあちゃん、どっちがすき?」

と尋ねていた。まだろくに喋れぬタクは当然返事出来ないのだが、Rはタクにこう答えていた。

「Rちゃんはね、おじいちゃんがすき!」

どんな禅問答だよ!

実家に着いてから、近くの大きな公園に子供達を連れて行った。ちょうど僕らと入れ違いで5、6人の少年達がわーっと去って行く。彼らが座っていたベンチに何かポツンと置き忘れの物がひとつ。手に取るとそれはニンテンドーDSであった。

「おーい!誰かコレ忘れてないか!」

少年達を追い掛けると

「あ、それ僕んだ」

江原啓之似の少年が丁寧に礼を言って去って行った。栃木の少年は礼儀正しい。頑張れよ江原君。将来スピリチュアルとか言い出すんじゃないぞ…。

公園にはタンポポが咲きまくっており、Rが花を摘んでいた。

「たっくん、たんぽぽよ!」

タクにも花を一輪あげていたが、タクは

「たんぽぽぽぽぽぽ…」

「ぽ」が止まらなくなってしまい、宇宙人からの電波を受信中のサイケデリックな子供のようになっていた。

「Rもタクも、何をしても可愛いねえ」

母は「遊んで遊んで」と孫達に引っ張りまわされてもニコニコと受け入れていたが

「Rが母さんのことを『メガネのおばあちゃん』って言ってたよ」

「それはやだ。『栃木のおばあちゃん』って教え直しなさい」

「いいじゃん別に」

「やだ」

何故かこれだけは頑なに認めなかった。

「パパ見て~。Rちゃん、タンポポ姫なのよ~」

Rがタンポポの花を胸に差してクルクル踊っていた。タクはカエルがピョンピョン跳ねているのをシゲシゲと眺めていた。こんなことすらも東京にいるとなかなか出来ない。自然に触れさせただけで子供達がまた一層生き生きとしているような…と子供達が眩しく見えた。

子供達が自然に触れたので僕は女体に触れたくなった。嫁にその旨を伝えると

「あいにく出血期間中で…」

嫁はタンポン姫であった。

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