2007年04月25日
おんぶにだっこ
息子・タク(1才)が僕の体を求めてくる。
「おんぷー」
これはタク語でおんぶしろ、という意味である。
「はい、おんぶだよー、おんぶだよー」
僕は歌ともラップともつかぬライムを、歩くリズムに合わせて口ずさみながらタクをおんぶする。おんぶが終わると
「うんまー」
次は「肩車せよ」とのご指示。モタモタしてるとタクは後ろ向きになってお尻を摺り寄せてくるから要注意だ。
「はい、かたぐるまー、かたぐるまー」
肩車が終わると
「かいかい」
今度は「たかいたかい」である。
「たかいたかーい!」
「キャー!」
以後この3つの繰り返しである。その内娘・R(3才)も
「Rちゃんもかたぐるまー!」
と加わって来、僕の腕が上がらなくなるまで交互におんぶし、肩車し、たかいたかいするのである。感心するのは
「はい今度はRちゃんの番ね」
と言うとタクはちゃんとニコニコ待っているし、Rも
「つぎは、たっくん!」
と言い、ふたりとも決して独り占めしようとしないことである。
「はい、じゃあこれでおしまーい」
どれだけ繰り返しただろうか。さすがに腕が重くなり腰が砕けそうになって僕はギブアップした。タクはまだ軽いがRはだんだん重くなってきた。
僕がこうしてやってやれるもの彼らの人生のほんの短い期間だけである。大人になったら覚えているだろうか?覚えていなくてもRもタクも子供達にこの親の愛情を受け継いで欲しい。
できれば君達が子供達、すなわち僕の孫達を抱き上げている姿を見ることが出来たら最高である…汗をぬぐいながらそんなことを考えていたら
「あい、おんぷらよ、おんぷらよ…」
タクがピカチュウのぬいぐるみを抱えて歩いていた。
タクよ、それが僕の初孫か。
問題:肩車して僕が嫁に怒られることは何でしょう?
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