ギリシャのエロスは世界一ィィィ!


(時事ドットコムのニュースから引用)


■日本人はセックスに無関心=回数は最少、刺激も感じず―意識調査■

世界で最もセックスの回数が少ないのは日本人―。シドニーで開かれた「世界性の健康会議」で、日本をはじめとするアジア各国の国民は、他の大陸の国民よりセックスへの関心が薄いとの世論調査結果が公表された。

調査は、コンドーム大手デュレックスが26カ国・地域の2万6000人以上を対象に実施した。それによると、セックスの年平均回数は106回。最多はギリシャの164回、日本は48回で最少だった。


(後略-引用終わり-)


確か去年もデュレックス社の調査(セックスサーベイ)について日記を書いたような。その時の世界一はフランスで、僕もフランス人にあやかり

「ジュテーム。やらせてーむ」

と嫁にお願いしたものである。

そして上記の通り今年のナンバー1はギリシャ。ギリシャ人が今年世界一の絶倫、もしくは世界一の大見栄っ張りであることが判明した。

まさにスパルタンセックス。さすがオリンピック発祥の地だけのことはある。夜の金メダルに輝いてしまった。ヘレニズム文化は21世紀にエロニズム文化として生きているのだ。エーゲ海はラーゲ海と改名すべきだろう。

ギリシャ神話を紐解くと主神ゼウスは大変な女好きであることが分かる。その血が綿々と受け継がれているのであろうか。

ギリシャどころか日本の平均回数をも下回っている僕としては、今年もこれをネタに嫁に迫ってみた。

「すごいよギリシャ人。1年に164回だって。2.5日に1回やってるよ」

「他に娯楽がないんじゃないの?」

「あ、ギリシャ差別。栃木の田舎みたいに言うなよ。ゼウスの雷撃を食らうがいい」

「でもね、セックスの価値観なんて国それぞれで違うでしょう。回数だけ比較してなんか意味あるの?」

なんだか嫁はまともっぽいことを言っていたが、カチカンとか言われてもこっちは下半身がカチカチンなのだからどうにもならぬ。

「ともかく、わたしゃ月イチぐらいで充分よ…」

結局嫁は去年と同じことを言い、とっとと寝てしまった。我が家にはエロニズム文化は浸透しなかった。ひとり取り残された僕は頭と下半身を冷やすべく、本でも読もうと小説を手にしたのであった。

勿論その小説は、古代ギリシャが舞台であり、太宰治が書いたことで有名な

「走れエロス」である。

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