2007年04月11日
チケットぽあ
NHK教育テレビに「おかあさんといっしょ」という番組がある。
その番組とリンクした「おかあさんといっしょ ファミリーコンサート」という歌のお姉さんやお兄さん達が出演するコンサートに
「子供達を連れて行きたいのよ!」
と嫁が言う。僕としては「お姉さんといっしょ」や「お姉さんの秘所」などの方がいいのだが、「おかあさんといっしょ」が大好きな娘・R(3才)と息子・タク(1才)のためである。おそらくもう1年もするとRが
「えーそんなの幼稚だよー」
と他の番組に興味が移っていくと思われるので、醒めてしまわない内に見せたいのだと嫁は語る。大好きなものを大好きな時に見せてあげたいという母心。僕も嫁の女体が大好きで、今も大好きなのだがこれはなかなか見せてくれない女心。
このチケットを取るのがかなりの難関らしい。先着順ではなく、電話1回線ごとに申し込み、後日また電話して当落の確認をするのだという。だからウチは僕と嫁の携帯と家の電話から申し込むことになった。案内に沿って申し込んだのが確か先月後半。
今月になって当選発表が始まったので、嫁が自分の携帯と家の電話からの申し込みを確認したところ、ダメ。残るは僕が申し込んだ分のみとなった。電話をかけると自動音声のガイダンスがあり、
「この通話は25秒に10円かかります…」
というこちらを焦らせるアナウンスをするわりにはいちいち「よろしかったら『1』を押してください」などとダラダラと説明しているので、ひょっとしてじらしプレイなのか?とイライラしながらボタン操作を何度かやらされ、ようやく当落の確認をするところまで辿り着いた。
「お客様の申し込みは…」
むやみにドキドキするものである。
「残念ながら…」
ぶつっ。
「嫁、僕もダメだったよ」
「甘かったー!こんなことなら実家にも頼んでおけばよかったー!」
NHKのサイトには「転売目的のチケット購入はお断り」と書いてある。それだけ転売目的が多いということだろう。こういう奴等が倍率を高めているのだ、と嫁と悪態を付いてふたりで落ち込んだ。
はー、と溜息を吐きながらパソコン部屋に篭もり、未練がましくヤフーオークションを見てみると、あるわあるわファミリーコンサートのチケット出品の山。4枚で1万円なのに6万円の価格が付いているものもある。
「こんな高く付いてあほか!外タレか!」
思わず叫んでしまったところ、
「そうよ!6万円って入札するほうもするほうだよ!」
嫁もわめいていたので
「あれ、ひょっとして同じとこ見てる?」
「うん」
嫁もクサクサして自分のパソコンから見ていたのであった。
「おのれこいつらのせいでこいつらのせいで」
「『都合が悪くなり行けなくなったので』とか絶対ウソだよね。何この商売っ気満々の設定金額」
「同じ人が何枚も出してるよ。プロフィール『2児の母です』だって。主婦がヒマ見て『ネットで小遣い稼ぎ』とか言って荒稼ぎしてるんだろう…2児の母なら他の子の楽しみを奪うようなマネするなよ…」
「わざわざヤフオク見なきゃよかった」
「うん、悔しさ倍増だよね…」
しかしコンサートには行けなかったが、その後嫁の女体にインサートできたので今日はよい1日であった。
問題:嫁と初めて一緒に行ったライブはなんでしょう?
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