2007年03月25日
キスして、ダーリン
明けぬれば くるるものとは 知りながら なほうらめしき 朝ぼらけかな
朝ぼらけ。コスプレ店員がいる古本屋はまんだらけ。朝もはよから元気な娘・R(3才)は、まだ夢の途中だった僕を容赦なく叩き起こす。
「ぱぱおきてー」
バシバシと布団越しにスパンキングする力は3才児とはいえ侮れん。ああ、女王様、もっと強く…などと寝惚けている余裕はなくなって来た。
「もうちょっと寝かせてくれよ…」
ああ、ついにこの言葉を吐いてしまった。休日などによくある典型的な光景。子供は遊んで欲しいのに布団に包まったまま起きやしないダメ親父。いけないことだと分かっていても、体が動かぬダメ親父。僕もそのひとりになってしまった。ワイは日本一のダメ親父や…。
「ぱぱおきてー。春ですよー」
「僕は冬眠中の熊じゃないよう~」
Rのとぼけた起こし方になんだか嫁も笑っているし、ますます起きる気力が抜けて来た。しかし息子・タクも加勢して
「ぱぱ、ぱぱ」
ズドーン、ズドーンとボディプレスをかまして来た。片やRのスパンキング。片やタクの急降下爆撃。あまりの痛さに徐々に苛立って来て、これが「春眠ムカつきを覚える」というやつか、と最早これまで感が漂ってきたので
「じゃあRちゃん、ちゅーしてくれたらパパ起きる…」
いつものようにワガママを言ってみた。
「しょうがないなーもー」
3才児とはいえ嫁そっくりな女の仕草を見せ、ぶちゅーっとしてくれたRのちゅーは、唇の肉厚を充分感じられる濃厚なもので…
「すまん、もう一回頼む」
「ぶちゅー」
朝から結構なものをいただきました。
結構毛だらけ猫灰だらけ。
お尻の周りはクソだらけ。
じゃなかった
接吻だらけの朝ぼらけ。
問題:朝起きて一番にRが要求してくることは何でしょう?
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