2007年03月10日
コングラデュエイション
娘・R(3才)が通っている「ぴよちゃん教室」が修了したと嫁から聞いた。
ぴよちゃん教室とは幼稚園に入る前のプレ教育課程である。
「教室でのRの姿を一度見てみたかったなあ…」
会社を休んででも一度見に行きたかったのだが結局叶わなかった。
「ビデオ撮ったのがあるよ」
本来親達は教室に入ることは許されず、授業が終わるまで別の部屋で待つのみなのだが、多分最終日だからだろう、入室や撮影が許可されたようで、息子・タク(1才)までもちゃっかり一緒に授業を受けている姿が映されていた。
「ぐーちょきぱーで、ぐーちょきぱーで、なにつくろー、なにつくろー」
太字の部分は、語尾しか歌えないタクがRの横に立って叫んでいるところなのだが、語尾だけとはいえタクの声が一番でかい。それに踊りも大雑把だがタクの動きが一番ダイナミックかつ曲のリズムにも合ってるので
「何気にタクが一番張り切って授業受けてるし」
門前の小僧が何とやら…で大笑いしてしまった。
続いては授業が終わり、Rが先生から「修了証書」を授与されている写真を見せてもらった。いかにも卒業式、といった感じの写真。遥か昔の甘酸っぱい思い出が甦った。
中学の卒業式の時、制服の第2ボタンを受け取ってもらいたい子がいたのだが、モジモジ話しをしたまま結局言い出せず別れてしまったこと、高校生になったら今度こそあげる子を見つけようと決意したが、よく考えたら男子高だったこと…甘酸っぱいと言うより腐った思い出だ…。
話を戻す。Rの修了証書授与式の間でもタクは…
自分ももらえるものと思って、直立不動の素晴らしい姿勢で待機。もらう気満々のこの表情がたまらなくおかしい。
「修了証書が入ってた箱があったんだけどね、全員に配られた後、タクがその箱の中を必死に探してたよ。『僕のはどこ?』って感じで」
「よっぽど欲しかったんだなあ…」
翌日の朝、Rが早速
「かみ(修了証書のこと)、もらったのよー」
得意気に僕に見せてきたので
「修了証書。Rさん。たいへんよくがんばりましたね。はいどうぞ」
僕も授与式をやってやった。Rがペコンとお辞儀をして受け取った後、
「ちょっと貸して」
もう一度修了証書をRから借りて
「タク、君にもやってあげよう」
とタクに声をかけると、物凄い速さでやって来て、先ほどの写真と同じ直立不動の姿勢で僕の前に立った。その僕を見つめるタクの顔といったらない。ワクワクワクワクしていて笑顔がはちきれそうである。
「しょうがないから今日はやらせてあげる」
と嫁に言われた時の僕の顔も多分こうなのだろう。親子だし。
「タクさん。たいへんよくがんばりましたね」
「ねー」
タクは満足そうに受け取った。ただあまり持たせているとグチャグチャにしてしまいそうなので
「じゃ、そろそろお姉ちゃんに返していいかな」
ヒョイと取り上げたら
「んまんまんまんま!」
駄々をこね始めてしまった。
「タクよ。かわいそうだが本来これはRちゃんので…」
「んまんまんまんま!」
うーむ、どうしよう。
えーと…証書お待ち下さい。
問題:熱心に証書を欲しがるタクを見た先生が言ったことは何でしょう?
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