2007年02月10日
なるほど・ザ・ワード
夜、子供達が寝た後に帰ってきたら、娘・R(3才)が書いたと思われる落書きの紙がぶんながっていた。
「これは…数字じゃないか」
「そうなのよ。1、2、3に見えるでしょ?」
嫁が教えてくれたところによると、Rは急に字を意識して書くようになったという。
「Rちゃんねえ、いちにいさんが書けるの。みせてあげる」
翌朝早速Rが誇らしげに言ってきたので、ペンと紙を与えてじっと見守った。まずは「1」から…。
「見て見てー。いち、できたよー」
「おお、じょうずだねえ」
単なる縦の1本線であるが、これを「1である」と認識して書くようになったこの進歩は大きい。引き続き見ていると、次に書き始めたのはどうやら「3」のようだ。下から書いているが…。
「ほらできた、『に』」
悲しいかな、認識がズレている。それでもRはマイペースに今度は「4」を書いた。
「すごい!4も書けるのか!」
「はい、『さん』」
「いやだからそれは『よん』でさっきのが『さん』なんだけどナ~」
もう合ってるか合ってないかはどうでもよい。初めてRが自発的に字を書き始めたのだから、そのやる気を挫かないよう無粋なツッコミはやめ、とにかく書きたいだけ書かせよう。そう思った。
すると見よ、Rはスラスラと書いていく。次に書いたのは「0」であった。素晴らしい。ゼロの観念も見に付いたのか。インド人もビックリ。
「すごいねRちゃん。ゼロも分かるんだね」
「これは、おだんご」
ズコー!忍者ハットリ君ばりにずっこけるところであった。数字の勉強はとっとと終わり、勝手にいつものお絵描きにシフトしていたようだ。所詮高校の時、数学で0点取った僕の娘。その数字苦手なDNAは伊達じゃない。
最後にRは以下のような、アラビア語かナメック語のような奇妙な字を書いた。
「::;~;:^}」
「これはなんて書いたの?」
「たく!」
どうやらタク(1才の息子)の名前を書いたらしい。ふーむ。トンパ文字より難しい、と思いながらそういえば朝起きてからまだトイレに連れて行ってないな、と気付き
「はいおしっこおしこー」
と連れて行ったのであった。
トイレに行く寸前の状態と字の勉強は似ている。
どちらもモジモジ。
問題:Rがお絵描きする時にこだわっているものは何でしょう?
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