眠れる妻子

クリックしてね!←ランキングクリック。ご協力お願いします。

仕事を終えて家に着く頃には、ちょうど娘・R(3才)と息子・タク(1才)の寝る時間になっているだろうというタイミングだった。

実際家に着いて外から眺めてみると既に灯りは消えており、寝の態勢に入っていることが分かる。家に入りそーっと寝室を覗くと嫁と子供達は静かに布団の中に入っていた。顔は暗くてよく見えない。本当に寝ているのか、まだウトウトしている状態なのかが分からない。

寝入っていない場合、近付いて「ただいま」と言えばRは

「おかえり。いっしょにねんねしよ」

と言ってくれるしタクは「ぱぱ」と喜んでくれるし、眠気も吹っ飛んではしゃぐのが常。せっかく寝かせ付けた嫁には悪いが、たまに寝る直前でも帰って来れた時には子供達と少しでも遊びたいのである。

ただ今日は曜日が悪かった。明日は週イチ行われるRの「ぴよちゃん教室」という幼児教室がある日。これが朝早いので、嫁はそのために前日は何があっても子供達を早く寝かせているのである。

だから毎週この曜日は、文字通り「寝た子を起こす」ことは許されない。もし僕がそのようなことをしてしまえば嫁の逆鱗に触れるだろう。翌朝僕だけが目覚めぬことになるかもしれない。どうせ触れるのなら逆鱗より乳輪の方が良い。

そんなわけで僕は出来るだけ物音を立てず、覗くのも一瞬だけそーっと見るに留め、自室に籠った。そして考えた。Rとタクの寝顔だけでも見たい。仕事で疲れた身にはそれが何よりの清涼剤。しかし子供達が起きてしまい嫁が激怒する恐れもある。この悶々を紛らわすためには…おおそうじゃ、ゲームでもするかと携帯に入れておいた

「妹いじり」

という、寝ている妹を起こさないようにイタズラをする大変猥褻なゲームをポチポチとやっていた。

「…」(妹の服を脱がしている)

「…」(妹の○○を××している)

「あ、起きちゃって怒られた。ゲームオーバー」

などと没頭していたものの、やはりゲームの妹いじりより子供いじりがしたい!(猥褻な意味ではない)もうそろそろ寝入っていてもいい時間だ、と静かに寝室に忍び込んだところ、幸いなことにRもタクも寝息を立てていた。

嫁はどうか…と視線を移すと、嫁はいつの間にか暗闇の中でも分かるぎらりと光るその目で僕を睨んでおり、思わず失禁しそうになった。

「た、ただいま…」

「分かったからあっち行って」

子供達が起きちゃうでしょうシッシッ、とまるで犬を追っ払う手の仕草で僕に指図した。犬扱いするとはひどいことである。そりゃ年中腰振ってハアハア言っているけれどもあまりにもぞんざいな扱い。

本当は「嫁いじり」もしたかったんだけど。(猥褻な意味である)しかし寝ている妹や嫁を起こさないようにイタズラ…なんてのはゲームの世界の妄想であり、犬扱いされていることを考慮すると現実に実践しようものならゲームオーバーどころかラブイズオーバーでライフイズオーバー即ち人生オワタ\(^o^)/である。

大人しく自室に戻り「息子いじり(タクではない意味の息子)」をして寝た。

問題:「妹いじり」の結末はどうなったでしょう?
答えはランキングのコメント欄(2位あたり)→ここをクリッククリックしてね!

エンピツ投票。

■はてなアンテナに追加アンテナに追加

トラックバック

トラックバックURL(管理者の承認後反映されます。言及リンクなきものは反映されません):
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kajilin/tt-tb.cgi/2-381

« 僕の瞳が恋してる | TOP | 侘び寂びお詫び »