2007年11月05日
アニメ調達おやじ
日曜日の朝に子供達を起こすことは容易い。
「寝坊してるとプリキュア見れないぞ」
と言うとガバっと起き上がるからである。娘・R(4才)と息子・タク(2才)は、日曜朝8:30から始まる「YES!プリキュア5」なるアニメが大好き。
タクはもともと早起きなのだが、今日も後からもっそり起きるRに
「今日はプリキュアだねー」
と言うとシャキッと目が覚めたようだ。しかし
「あ、今日プリキュア休みだわ」
新聞を眺めていた嫁が非情の宣告をした。するとどうだろう、Rの顔が途端にぐしゃぐしゃになりうわああああんと泣き出した。この救いようのない絶望のさまは僕が嫁にまぐわいを断られた時のそれに似ていると思った。タクに至っては
「おおいなるきぼうのちから。きゅあどりーむ!
おおいなるきぼうのちから。きゅあどりーむ!
おおいなるきぼうのちから。きゅあどりーむ!
たっくんぷりきゅあどりーむだいすき!」
プリキュアの変身ポーズを何度となく繰り返し、パニクってメダパニってバグってハニーな状態になってしまった。これはいかん。昨晩は
「いつまでも起きていると明日プリキュアの時間に起きれないぞ」
とプリキュアをダシにして早く寝かせ、起こす時もプリキュアをネタにしていたのに、これでは僕が狼少年のように思われてしまう。仕方がない。あまりやりたくはなかったが
「じゃあふたりともパソコンの前にお座り…」
こういう時のためのインターネッツである。動画サイト「YOUTUBE」でプリキュアの動画を見せることにした。Rとタクは
「たっくんがこっち!」
「Rちゃんがこっち!」
どっちが右に座るか左に座るかでどーでもいい争いをしていたが、プリキュアが始まると釘付けになっていた。1話分を見終わると
「どうだ。満足したかい?」
「うん」
どうやらウソツキ親父呼ばわりされることは避けられたようだ。
「じゃ、終わりにするね」
「いやー。おねえさんのおうた見るー」
おねえさんのおうた、すなわちperfumeというアイドルの歌を見せろというので、まあいいかと今度はDVDを見せてやった。
歌と共にこのようなビデオが流れると
「りんごだよ!」
「ちがうよ!あっぽー(apple)だよ!」
またRとタクがどーでもいい不毛な争いを始めていたので
「ふたりともいい加減にするざます!おフランスではポンムと言うんざます!」
とっとと鑑賞会を終わりにした。ところでどうして今日はアニメ中止になったのだろうと嫁に聞いてみたら
「マラソン中継があるかららしいよ」
やはりプリキュア中止になった時のRとタクのガッカリは、僕が嫁との契りを拒否された時のそれに似ているのだと思った。
すなわち、マラ損である。
問題:この日の夜、嫁の機嫌が悪かったのは、僕が何をやらかしたからでしょう?
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