2007年10月27日
カボチャークラブ
雨でぽしゃりそうなハロウィン。
一応日曜の川崎ハロウィンパレードに向け、まあそれっぽい無難な衣装を用意した。僕のぶんと、娘・R(4才)のぶん。息子・タク(2才)はちょっと可愛そうだが嫁の行く気がなく、僕ひとりでふたりの子供を連れてのパレードはさすがにきついので留守番しててもらう。
「土曜日にもあるのよ。それには行く」
嫁が言うには地元の商店街でも仮装パレードがあるんだそうだ。
「衣装買ったの?」
と聞くと
「買うなんてもったいない!作るに決まってるでしょ!」
「僕は自分のとRのを買ったよ」
「えー買っちゃったのー?もったいなーい」
確か去年も一昨年も川崎ハロウィンに出る際、嫁に「作ってくれ」と行った時には
「そんなヒマない!」
と言っていた癖に。自主的に出るイベントと僕が頼むことでは随分と違う。ああそうか、出たきゃ自分で作れってことか。しかし僕に裁縫の技術はない。針はレコード針ぐらいしか触ったことがないし、糸といえばあやとりとベーゴマぐらいしか出来ぬ。
小中学校の家庭科ぐらいではやるだろうと思うけれども、課題は全て女子にやってもらっていた。頼んでもいないバッグを作ってくれたこともあった。今思えばあれは恋のサイン…気付かなくてごめんよ美智代ちゃん。僕は不器用だから恋の赤い糸は結べなかったのさ。
西田敏行は「もしもピアノが弾けたなら」と歌った。僕も、もしも衣装が縫えたなら。
もしもー衣装がー縫えーたーならー
思いのー全てをー服ーにしてー
君にー着させるーことーだーろおー。
(中略)
だけどー僕にーはテクーがないー。
君にーはかせーるブルマもーないー。
心は、いつでも、半ー勃起
(以下略)
どんどん80年代の思い出に沈んで行ったが、そういえば嫁はどんな仮装を子供達にさせようとしているのか。
「で、タクにはどんなの着せるの?」
「黒い服に白いテープベタベタ張ってホネホネ衣装にしてやんよ」
ホラーマンってわけね。そこにRが
「えー、ほねほねやだー。こわーい」
ホネホネはいやであると異議を唱えた。おおそうじゃ。着る本人達の意向もあるだろう。
「じゃあRちゃんはどんなのがいいのかな?」
「かぼちゃー」
え。
「あの…かぼちゃってこのジャック・オ・ランタン?」
「うん。かわいい」
「お面とかあったらかぶる?」
「かぶりたーい」
まさかジャック・オ・ランタンを可愛いと思うとは。てっきり小さな子は怖がるものだと思っていたが。カボチャーショックであることよ。
ちなみにこの人はブラックメタルの帝王、ジャック・イル・ダーク。
代表曲:「ファッキンガム宮殿」
名言:「ファックは世界共通語だと思ってるよ…」
こんなことならジャック・オ・ランタングッズを買って来ればよかった。渋谷LOFTにゴロゴロ売っていたのに。しかし僕は、
ジャック・オ・ランタンより
ファック・オ・チンチンの方が好きである。
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