カボチャークラブ

雨でぽしゃりそうなハロウィン。

一応日曜の川崎ハロウィンパレードに向け、まあそれっぽい無難な衣装を用意した。僕のぶんと、娘・R(4才)のぶん。息子・タク(2才)はちょっと可愛そうだが嫁の行く気がなく、僕ひとりでふたりの子供を連れてのパレードはさすがにきついので留守番しててもらう。

「土曜日にもあるのよ。それには行く」

嫁が言うには地元の商店街でも仮装パレードがあるんだそうだ。

「衣装買ったの?」

と聞くと

「買うなんてもったいない!作るに決まってるでしょ!」

「僕は自分のとRのを買ったよ」

「えー買っちゃったのー?もったいなーい」

確か去年も一昨年も川崎ハロウィンに出る際、嫁に「作ってくれ」と行った時には

「そんなヒマない!」

と言っていた癖に。自主的に出るイベントと僕が頼むことでは随分と違う。ああそうか、出たきゃ自分で作れってことか。しかし僕に裁縫の技術はない。針はレコード針ぐらいしか触ったことがないし、糸といえばあやとりとベーゴマぐらいしか出来ぬ。

小中学校の家庭科ぐらいではやるだろうと思うけれども、課題は全て女子にやってもらっていた。頼んでもいないバッグを作ってくれたこともあった。今思えばあれは恋のサイン…気付かなくてごめんよ美智代ちゃん。僕は不器用だから恋の赤い糸は結べなかったのさ。

西田敏行は「もしもピアノが弾けたなら」と歌った。僕も、もしも衣装が縫えたなら。

もしもー衣装がー縫えーたーならー
思いのー全てをー服ーにしてー
君にー着させるーことーだーろおー。

(中略)

だけどー僕にーはテクーがないー。
君にーはかせーるブルマもーないー。

心は、いつでも、半ー勃起

(以下略)

どんどん80年代の思い出に沈んで行ったが、そういえば嫁はどんな仮装を子供達にさせようとしているのか。

「で、タクにはどんなの着せるの?」

「黒い服に白いテープベタベタ張ってホネホネ衣装にしてやんよ」

ホラーマンってわけね。そこにRが

「えー、ほねほねやだー。こわーい」

ホネホネはいやであると異議を唱えた。おおそうじゃ。着る本人達の意向もあるだろう。

「じゃあRちゃんはどんなのがいいのかな?」

「かぼちゃー」

え。

ジャック・オ・ランタン
「あの…かぼちゃってこのジャック・オ・ランタン?」

「うん。かわいい」

「お面とかあったらかぶる?」

「かぶりたーい」

まさかジャック・オ・ランタンを可愛いと思うとは。てっきり小さな子は怖がるものだと思っていたが。カボチャーショックであることよ。

ジャック・イル・ダーク
ちなみにこの人はブラックメタルの帝王、ジャック・イル・ダーク。

代表曲:「ファッキンガム宮殿」
名言:「ファックは世界共通語だと思ってるよ…」 

こんなことならジャック・オ・ランタングッズを買って来ればよかった。渋谷LOFTにゴロゴロ売っていたのに。しかし僕は、

ジャック・オ・ランタンより
ファック・オ・チンチンの方が好きである。

問題:LOFTで仮装の服着てたマネキンを見て驚いたことは何でしょう?

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