バザーでござー

娘・R(4才)の幼稚園でバザーがあるんだと。

そこで数十人のママさん達が売り子として駆り出され、嫁もそのひとりであるから

「私、準備があるから開始時間になったら子供達を連れてきて」

と言われた。

「何の売り子やるの?」

「子供服」

なんだ。ありきたりではないか。メイド喫茶でもやればいいのに。主婦メイド喫茶「悦子」とかやれば町内のオヤジが集まるのに。

10時の開始時間に行ってみると、それは結構な賑わいで。嫁が売り子をしている間、娘・R(4才)と息子・タク(2才)を連れて見て回ることにした。

「駄菓子売り場」

Rとタクに小さなカゴを持たせて「好きなの入れな」とお菓子を取らせてお会計。

「袋は分けますか?」

とママさん売り子に言われたが、がさばるので「ひとつで」と答えてRに持たせたら

「たっくんのは?たっくんのわ?たっくんのぉぉぉぉ!」

タクが自分の全部取られたと勘違いして号泣。ママさんはこういうことを案じていたのか。素直に従っておけばよかった。

「紐引き」

ビキニ美女のブラ紐を引っ張っていやあああん、というゲームではなく、紐を引っ張るとその先に付いているオモチャが貰えるよー、というやつ。

Rもタクもコンビニ袋にパンパンに詰まったオモチャ類をもらってしまった。開けてみるとUFOキャッチャーで取ったと思われるキティちゃんのぬいぐるみやらガチャガチャの景品とかマックのおまけやら…バザーでここぞとばかりに放出した余り物オモチャ勢揃い。

「せっかくいらない物をいっぱい出したのに、またいらない物が集まってきてしまった…」

嫁が嘆いていた。

それでもRとタクは家に帰ってからオモチャ達をぶちまけて遊び、大喜び。たくさんのおもちゃの中でRが一番気に入っていたのは、何故かサッカーボール消しゴムというしょぼいもので…。

寝る時になっても手放さず、いつまでもいじっていてちっとも寝ないので

「ほら、サッカーボールはないないして寝なさい」

と言うと

「サッカーボールちゃんと一緒に寝るの。ひとりじゃさびしいってボールちゃんが言ってるの…」

サッカーボールに情が移っていた。お前はキャプテン翼か。

ちっとも寝ない原因を作ってしまった僕は、来年のバザーあたりに「不要夫」として出品されそうな予感がして、ドナドナを歌いながら寝た。

バザーに出されるファーザー…。

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