おもちゃのあ"あ"あ"

後楽園遊園地で僕と握手!

でおなじみの旧後楽園遊園地・現東京ドームシティにおもちゃ王国というところに行く。おもちゃがたくさんあるのである。

水道橋駅を降りるとゴシック系な服に身を包んだ女の子達が重そうなカートをゴロゴロ引っ張って歩いていた。

「コスプレイヤーってすぐ分かるよね」

「そういやよくコスプレイベントやってるよね、東京ドームって」

キュアレモネード
とか言う我々も娘・R(4才)をプリキュアに。

タク
タクは子連れ狼になっていた。

この日Rとタクが一番夢中になっていたのがリカちゃん人形であった。うちにはリカちゃんはないからである。何故ないのかというと、夜中目が光ったりしそうで怖いから買えないのである。

リカちゃんハウスをいくつも使い、着せ替えだのお風呂に入れたりだの普段自分達が僕ら親にやられている世話をそのまましていた。出来るんだったら自分でやれよ!

嫁が展示されている歴代のリカを見て驚いていた。

「ねえ、リカちゃんのパパって音楽家なんだって!」

「知ってるよ…ピエールだろ。初代彼氏はワタル君で」

「なんで知ってんの!オタク!」

「男だってそれぐらいは知っとるわ!失礼な!」

そんなことを騒ぎつつあっという間に制限時間の3時間は過ぎた。

「じゃ、どっかで飯食うべか」

と店を探し始めると、隣接する遊園地ゾーンに向かうとそこには先程見かけたコスプレのギャル達がわんさかいるではないか。思わずフラフラとそっちに引き込まれる僕。

「あなた!そっちは遊園地じゃないの!お店ないよ!」

「…いや、ひょっとしたらRちゃん(かつて僕が大好きだった女の子。超可愛くてRの名前のルーツ。コスプレをよくやってた。現在消息不明)がいるかなーと思って…」

「…ひとりで挙動不審者してなさい。私は店探してるから」

やむなく引き返して飲食店があるゾーンに移動すると、広いテラスがあって、そこもコスプレイヤーがわんさか。あと何か男の子グループアイドルのイベントがあるようで、そこには女子高生が掴み取り出来るぐらい溢れており、愛咲ルイくんコンサートのような様相になっていた。あっちにはコスプレ、こっちには制服女子高生。なんというカオス。

「ほら、早く行くよ!」

嫁はとっとと行くよと煽るのだが、僕はこの女子高生達をリカちゃん人形みたいに着せ替え出来たらいいなあと考えてしまい暫く動けなくなってしまった。

私リカちゃん。でも足が3本あるの。

問題:飯を食った後、Rとタクは何をしたでしょうか?

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