2007年01月19日
鼻から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ鰯たろか
仕事から帰って来て子供達がまだ起きている時は、娘・R(3才)からその日の出来事を聞くことが好きだ。
「えーっとねえ」とつっかえながらも一生懸命言葉を組み立てて話してくれるさまが、日々成長している証として僕の目に輝いて映るのである。
「きょうはねえ、おてつだいしたのよ」
「へえ。おりこうさんだね」
「ままと、はんばーぐ、ちゅったの(作ったの)」
Rは手で挽き肉をコネコネするマネをした。
「おいしかったかい?」
「うん。おいしかった!」
「そのわりには半分しか食べられなかったじゃないの」
ここで嫁がニヤリと突っ込みを入れた。
「ハンバーグ好きなはずなのに残しちゃったのか」
「うん」
「ホントはハンバーグじゃななくていわしバーグだったんだけどね」
そうだ。我が家ではハンバーグは息子・タクが産まれた日、毎月9日に出るものと決まっているので、おかしいと思ったのだ。
「いわしバーグって…ああ、ちょっと前にも食べたアレか。あれってなんかパサパサしてて苦手だよ」
ここで僕は、あ、いらんことを言ってしまった、と気付いたが時既に遅し。
「いいですよー。残してもいいですよー。全部私が食べますんでいいですよー」
嫁が見る見るムッとした表情になっていじけてしまった。
「いやいや、ちゃんと食べるに決まってるじゃないか。Rも手伝ってくれたことだし」
苦し紛れのフォローも効果なし。
その後勿論いわしバーグを全部食べ、
「ちゃんと食べたよ~。嫁~。次はお前を食べたい~」
などと猫撫で声で嫁をわさわさと愛撫したのだがウンともスンとも言わず。
いわしの悪口を言ったせいで嫁がマグロになってしまった。ああ、僕はひとこと多いバカなオヤジ。
いわしバーグ。
おやじバーカ。
問題:このところ毎日食卓に上がる食べ物は何でしょう?
答えはランキングのコメント欄(2位あたり)→ここをクリック