2006年09月30日
むいてむいて村おこしじゃ。
男の子はデリケートである。
息子・タク(11ヶ月)のオチムチムは放屁、じゃなかった包皮に包まれている。当然だ。始めから逞しく剥けていたら僕の親としての威厳が無くなる。
赤ちゃんの頃からちゃんと剥いて洗わないと恥垢が溜まり炎症を起こす恐れがある、と聞いて結構前から包皮剥き剥き大作戦を決行したのであるが、なかなかうまくいかなかった。
嫁はハナから剥き剥き作業を拒んでいる。
「だって男の子のアレって良く分からないんですもの…!」
という初心な女子中学生のような理由からである。
「2人も子供を産んでおいて、まるで穢れを知らない乙女のような言い草はどうかと思う」
と言ったところ
「あなたのとは形状も大きさも違う!餅は餅屋!ちんこはちんこ屋!」
と開き直られた。誰がちんこ屋だ。
さて、いつも自分のをいじっている僕ではあるが、タクの取り扱いに関しては勝手が違い、困難を極めた。何しろタクのは単5乾電池並の小ささなので精密作業をしているようである。米粒に「南無阿弥陀仏」と筆で書くようなものだ(ちょっと大げさ)
それにタクは嫌がって動く。それはそうであろう。痛いのかもしれないし、何よりいじられるのならこんな親父より可愛いギャルにやって欲しいと僕ならば思う。
なのでタクとお風呂に入る時に、少しずつ少しずつ剥いて慣らすことを繰り返し、最近やっと「ちゅるん」とコンニチワするようになったのである。
「はじめまして…パパだよ…」
初めてタクの「かめあたま」を見た時の感動。それはタクの出産時に立ち会った時の感動に次ぐものであった。わりと立派な中身だったことにも衝撃を受けた。
僕が住んでいる練馬区は第2東京タワーの建設候補地となっていたが、墨田区に敗れその夢は消えた。しかし
「タク、お前のナニが練馬タワーとなってそびえ立て!わはは!」
というぐらいにタクの未来に明るい光を見たのである。
それから毎日とはいわないが、時々恥垢を洗ってやっているのだが、ひとつの副作用になるのだろうか…このお風呂での恥垢除去作業を傍らで見ていたせいか、一緒に風呂に入っていた娘・R(3才)が僕の練馬タワーにちょっかいを出すようになったのである。
湯船に浸かり大股開きで油断していると
「つんつん、けひゃひゃひゃひゃ」
ウンチをツンツンするアラレちゃんの如き悪戯な笑みを浮かべて攻撃してくるのである。親としてどういう立場を取ったらよいのだろうか。嬉しいような恥ずかしいような。
とりあえず、愛い奴じゃ。
もそっと恥垢寄れ。
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