2006年09月29日
トマス・秋茄子
え、昔から「秋茄子は嫁に食わすな」てなことを申しますが…。
だからって何故僕が食わされる羽目に陥ったのだろか。僕は茄子が嫌いなのである。娘・R(3才)には
「ほら、にんじんさんも食べなきゃダメよ~」
などと偉そうな口調で言い聞かせている癖に、茄子は食べられないのである。。
「女なんて茄子でも突っ込んどきゃヒーヒー言うんだよ!」
などとエロそうな口調でいきがっている癖に、ダメである。
当然嫁は結婚する前からそれを知っていて、いつしか僕に毎日飯を作る立場になっても茄子を使ったメニューなど出たことがなかったのに、ここ数日間のゴハンには必ず茄子が入っていた。一体どうしたというのか。
昔の僕だったら見向きもしないだろうが、現在の僕はRに好き嫌いなく食べるよう躾けるひとりの父親。立場上食べなければならないだろうと最初は無理して食べた。でもそれだけだった。あとはいくら出されようが残してしまった。
茄子を食べるのって、なんかこう、生ナメクジを食べるような感じがしてどうしても受け付けないのである。そもそも一体何故今になって嫁は茄子の封印を解いたのか。理由を聞き出さなければならないと思った次第であり、
「嫁、僕を殺す気か」
と問い詰めたところ
「父さんが鬼のように送ってきたの!」
とのことで、嫁父が庭で作った茄子を大量に我が家に運び込んでいたのであった。お義父さま、お心はありがたいのですが、あなたが手がけた作物は嫁だけで充分でございます…。
「すまん。やっぱ茄子食えない。ごめん」
嫁にぶち切れられるかもしれないと恐れたものの、キッパリと断ると
「ああそうですか」
嫁は仏頂面のまま引き下がった。ああよかった…。しかしいくら嫁が怒り狂おうと、それこそ茄子でも突っ込んどきゃヒーヒー言うんだよ!え、どこに突っ込むのかって?カマトトぶるんじゃないよ。昔から言うでしょうが。
「お○んこ茄子」って。けけけけ。
てな風に調子付いていたら、次の日よりサツマイモが大量投入されることになった。理由は茄子と同様である。嫁、すみませんでした。サツマイモはちょっと大き過ぎるよね…(そういう話ではない)
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