2006年09月21日
発熱発汗ボーイ
夕方、仕事中の僕に嫁からメールが届いた。
息子・タク(11ヶ月)の真っ赤な顔が写っていた。
「タクが風邪引いた。38度5分あるー!」
なんということだ。おお可愛そうに苦しそうに。どうりで今朝やけに愚図り儀箕だと思ってたんだよなあ…。残業時間帯に突入した頃、嫁に電話をしてみた。
「医者に連れてって薬もらって…今寝てるところよ」
と言った後で
「ぱぱ~」
娘・R(3才)が変わって話してきた。
「はい、パパですよー」
「きょう、びょういんいったの」
「うん。そうなのね」
「たっくん(タクのこと)、おねつでたの」
「ほう。電話でもちゃんと説明できるようになったねー」
「ぱぱ、はやくかえってきてね」
ズキューン。耳元で囁かれるとこれは効く。これを断ることはセーラー服姿の美少女が服を脱ぎながら「抱いて」と言うのを断るに等しい。つまり不可能。
「ギャアアアアン!」
やがてタクの泣き声が聞こえてきた。どうやら起きたようだ。
「タク~大丈夫かい~」
「ギャアアアン!じゃあそんなわけで(嫁の声)ギャアアアン!うわああああん!」
ぶつっ。ツーツーツー。
…以上、現場からお送りしました、ってな感じの台風情報のような慌しさで電話は切れた。
息子よ、娘よ、父は今行くぞー!万難を廃し、万障繰り合わせの上、家に帰るしかないではないか。それでも家に着いたのは夜8時過ぎぐらいになってしまったが…。
家では嫁とRが風呂から上がったばかりで、Rの着替えで手が回らずひとり寝かされていたタクがワンワン泣いていた。
「タクよー。おおかわいそうに」
抱き上げると湯たんぽのように熱い。僕も汗が出てきた。タクは抱かれると安心したらしく、トロトロと瞼が重くなってきて、そっと布団に寝かせると大人しくなった。
「とにかく寝てもらわないと…」
子供の熱って余裕で40度あたりまで行ったりするしなあ…。タクに添い寝をしているうちに、僕も寝てしまった。タクは時々愚図っていたが…。
今朝もまだ熱が下がっていない…。
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