2006年09月19日
あなたにツユダク吉野家復活
吉野家の牛丼が1日限り、2年半ぶりの復活ということで。
僕は悩んでいた。牛肉の安全性への疑問が残る中、
「うーん、君は食べるかい?」
と嫁に聞いたところ
「私は食べない。もちろんR(3歳の娘)とタク(11ヶ月の息子)にも食べさせない。食べたかったらあなたひとりでどうぞ」
キッパリと返事された後、自分がいかに安全な食材を選んでいるかを延々説明し始めたので
「じゃあ僕も食べないよう…」
と一応決意したたものの、前日からテレビで特集を組んだり、当日の新聞には全面広告が出ていたり、煽りまくっているので心が揺れた。テレビ欄を見ても、夕方のニュース番組ではこぞって「牛丼復活」を取り上げる予定が書かれてある。このまま食べないでいたら悔しさ全開のままテレビを睨むんだろうなあ…と悶々としてしまった。
「口では嫌がってるけど、体は正直じゃねえか、ほれ、こんなに…」
とエロスビデオでありがちなシーンのようだ。まさか自分が悶えさせられる立場になろうとは思わなかった。ええその通りよ!あなたのせいで私の体はツユダクよ!
「嫁、やっぱ僕は食べに行くよ」
「あっそ」
「Rちゃんもいくー」
「いや、お前まで死なせるわけにはいかぬ。許せ」
というわけで寄りすがるRを振り切って食べに行ってしまった。
11時から開始のところ、10分前に吉野家に到着。50人は並んでいたように見えた。しかし意外にスムースに行列は捌け、10分ぐらいで牛丼にありつけることができた。
お土産に手拭いまでもらってるし。
「ぱぱ、どこいってきたのー?」
と帰って来た僕を迎えたR。
「パパはね、危ない橋を渡ってきたんだよ…」
早くて安くて美味い上に、危ないかもしれないという危険な隠し味が加わった二年半ぶりの牛丼。どうせ牛丼で発病するよりタバコの肺がんで死ぬる確率の方が高いだろ。
早い、安い、危ない。
エンピツ投票。