2006年07月18日
ギブミーミズギー。
そろそろ子供達の水着を買いに行きたい、と嫁が言っていた。
息子・タク(9ヶ月)はまだ1着もないし、娘・R(2才)は、今ある水着がそろそろ小さくなってきたので、新しいのを買おうということに。
「どうする?あなたも行く?」
と嫁が言うので
「行く!Rの水着は僕が決める!!」
愛娘はオレ色に染めるのだ。成長して父など相手にされなくなるまでは、僕の視線が釘付けになるような僕好みの水着を思う存分着せるのだ。
「じゃあ池袋の東武とか西武で探そう」
と気合を入れて行く準備をしたところ、
「子供の水着にデパートに行くことないの!高過ぎるよ」
嫁の許可が下りなかったので、庶民的なショッピングセンターに行くことになった。
タクの水着はあっさり見つかった。何種類かある中、どれにしようか迷っていたところ、Rが
「これ、あおのみじゅぎね、これ、かわいいね」
などと一丁前に品定めしていたので
「タクの水着はどれがいい?」
「こっちー」
タクの水着は姉が選んだものを買うことになった。ところがRの水着がなかなか見つからぬ。何故かRに合うサイズのものが殆どなく、店内をさまよえるオランダ人と化していたところ
「あ、NIKIHOUSE(仮名)の店があるよ。見てみよう」
と嫁に言ったところ
「た、高いよ。やめようよ」
大いに恐れを抱いていたのだが、なに大丈夫、林○須美も着ていたのだからと入っていったところ、さすがブランド物、可愛い品揃えがあった。しかし値札を見てみて仰天した。
「こ、こんなに高いの?」
「だから言ったでしょうよ」
年に何度も着ず、しかも来年は着れるかどうかも分からない子供の水着に出せる値段とは思えなかった。これはRに可愛い水着を着させないための小泉内閣格差社会の陰謀に違いない。
もう帰ろうかと諦めかけていたところ、インポート物を扱っている店があった。
「あ、コレ可愛い」
嫁が手に取った南蛮渡来の水着は確かにRに似合いそうなものであった。
「よし、Rのサイズのやつ探そうぜ」
…と棚を漁ったのだが…ない。店員を捕まえてみたのだが
「すいません、在庫切れです」
よりによってRのサイズだけがない。なんということだ。これはRに可愛い水着を着させないための米軍の陰謀に違いない。
「…もういいや。しばらくは今の水着でいいよ」
嫁も僕も諦めて帰ることにしたのであった。Rをオレ色に染められなかったあああああ。
水着だけに、ミズギワ立った買い物をしたかったのになあ。
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